〜５〜 ページ30
ユノ「・・・A、」
そっと肩を抱き寄せられて、自分の身体に寄り掛からせるユノ
ふと顔を上げると、そっと微笑みかけてくれる顔が端正で息を飲む
A「・・・私、怒ってるんだから。」
ユノ「・・・うん。知ってる。」
A「いつもいつも、私のことなんて後回しで、」
ユノ「そんなつもりなかったんだけど・・・ごめん。」
眉を下げて困った顔
そんなつもりもなく・・・悪気もないユノの性格も分かってる
でも、それでも寂しかった
チャンミン君に、本気で嫉妬してた
A「私を一番に想ってよ。
いつも、いつでも、ユノにとっての一番に私がなりたいよ・・・」
思わず込み上げてくる涙に自分自身呆れる
どれだけ「好き」と言ってもらえたら安心できるんだろう
どれだけ愛してもらえたら満足できるんだろう
私の欲は果てしなく、
もっともっとユノを自分だけのものにしたくなる
目を瞑って、子どものように泣きじゃくる私の目の前
そっと目を開けると、ユノの右手に乗る小さな光が見えた
ユノ「これ・・・
チャンミンに付き合ってもらって買いに行ってたんだ。」
キラキラ揺れるそのチェーンの先端には、シンプルな縦長のプラチナ
ユノ「付けてあげる。」
ユノに促されてそっと首を傾けると、その綺麗に反射するネックレスが私の首元に収まる
A「綺麗・・・・」
ユノ「兵役に行ってる間、
Aにすごく会いたかった。
待っててくれてありがとう。
感謝の気持ちを込めて、なにかプレゼントしたいと思ってたんだ。」
ひとりでなかなか決められないでいたら、チャンミン君が「一緒に行ってあげてもいいですよ」と言い、付き合ってくれた、と
ユノ「だから今日、チャンミンと買い物して
食事をおごってあげてたんだ。」
A「そう・・・」
そうだったの・・・
本当は、私の為にこのプレゼントを買いに行ってくれてたの
A「ありがとう・・・大切にするね。」
満面の笑みのユノ
「俺にとっての一番は、Aに決まってる」そう言って抱き締めてくれた
A「チャンミン君にもお礼言わなくちゃね。」
ユノ「チャンミンがこれがいいって勧めてくれたんだよ？
Aにぴったりって。トッポギみたいなモチーフ。」
・・・・トッポギだと？
ユノ「ほら。縦に長くて、おもちみたいな形だろ？」
A「・・・・。」
前言撤回だ！！オタクめ！！
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なお(プロフ) - 愛嬌さん» お久しぶりです！読み返して頂いて嬉しいです！ (2021年7月14日 9時) (
レス) id: e3446b6b0b (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - なおさん、お帰りなさい^_^何度もお話読み返してお待ちしてました^_^ (2021年5月14日 16時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - かおさん» お久しぶりです！お元気でしたか？ほんのちょっとの復活なんですが楽しく書かせてもらっています♪最後までお付き合いお願いしまーす！ (2021年5月14日 14時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - wakaさん» 気にしてもらってるなんて嬉し過ぎる〜( *´艸｀)ありがとう！元気でやっとります！ (2021年5月14日 14時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
かお(プロフ) - なおさん、お久し振りです。またお話が読めるなんて嬉しいです。 (2021年5月8日 23時) (レス) id: d7c45d30ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2017年1月14日 22時
