〜Changmin〜Give us kiss? sequel３ ページ21
チャンミン「・・・残念ですね。」
何も答えられない私に、悲しい瞳は徐々に落胆していく
チャンミン「じゃあ、僕が
転勤もせずに、今の病院でこれまで通りの仕事をしていれば
Aさんは満足なんですね？」
・・・え？
A「チャンミン・・・」
チャンミン「僕にそうしろってことなんですか？」
ち、違っ・・・
チャンミン「進歩もなく、医者の仕事を続けていくのは難しいんですよ・・・」
ソファを立って、背を向けてしまうチャンミン
チャンミン「本当に残念です・・・
Aさんは、分かってくれると思ってました・・・」
A「ま、待って！違っ・・・」
バタンと、寝室のドアが閉まる
白いワイシャツ姿のままの、疲れた背中
私の顔を見ようとしなかった
チャンミンの
諦めて拒絶した姿
A「違うよ・・・チャンミン・・・・」
行って欲しくないよ
でも
あなたの成長を止めたいわけじゃない
寂しいの
ただ、
離れてしまうことが
寂しくて堪らないだけなの
チャンミンこそ
分かってくれないの？
私が仕事に出ている間に
食器棚の中の数が減っていた
チャンミンのワイシャツも、ネクタイも
難しそうな医療書も、
段ボールの中に詰め込まれて雑然と置かれていた
A「・・・・。」
それを眺めては、涙が出そうになった
「一緒に」なんて、チャンミンは思ってなかったんだね
ただの半年か一年の研修赴任
それが終われば、帰って来てくれる
大丈夫なのに
私は、チャンミンがいなくても
大丈夫なくらい『大人』だったはずなのに
なんでこんなにも子どもみたいに
離れるのが怖くて仕方ないんだろう
数日、病院に泊まると言っていたチャンミン
連絡がない
いつもなら、メールなり電話なり、合間を見つけてしてくれるのに
・・・愛想つかされちゃったかな
不安で私はチャンミンの勤務する大学病院にタクシーを飛ばしていた
もう夜近い、診察を終えた静かなロビー
A「シム先生、いらっしゃいますか？」
怪訝そうな顔の受付の女性に話し掛けていた時だった
エレベーター前で、白衣姿のチャンミンが威厳のある老医と話し込んでいた
受付を離れ、そっと柱の陰から覗いてみる
簡単に話し掛けられない雰囲気
手に持ってきた重たいお弁当箱を抱き抱えて、
見上げるほど高いロビーの天井を眺めていた
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なお(プロフ) - 愛嬌さん» お久しぶりです！読み返して頂いて嬉しいです！ (2021年7月14日 9時) (
レス) id: e3446b6b0b (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - なおさん、お帰りなさい^_^何度もお話読み返してお待ちしてました^_^ (2021年5月14日 16時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - かおさん» お久しぶりです！お元気でしたか？ほんのちょっとの復活なんですが楽しく書かせてもらっています♪最後までお付き合いお願いしまーす！ (2021年5月14日 14時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - wakaさん» 気にしてもらってるなんて嬉し過ぎる〜( *´艸｀)ありがとう！元気でやっとります！ (2021年5月14日 14時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
かお(プロフ) - なおさん、お久し振りです。またお話が読めるなんて嬉しいです。 (2021年5月8日 23時) (レス) id: d7c45d30ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2017年1月14日 22時
