〜Changmin〜Give us kiss? sequel１ ページ19
A「え・・・？転勤・・・？」
早春
桜のつぼみがようやく開き掛けてきた頃
それは、突然の辞令だった
チャンミン「はい・・・。
地方の大学病院に、研修が決まりました・・・。」
お風呂から上がってしばらく無言でソファに座っていたチャンミン
髪も乾かさずに、肩にタオルを掛けたまま
そっと伺うように私の顔を見つめていた
また一緒に住み始めて、数ヶ月
ようやく元の暮らしに戻って幸せを実感していた時だったのに
チャンミン「大学時代から好意にしてくださってた教授が、ぜひ来て欲しいと言っていて、」
A「け、研修ってどのくらい・・・？」
思わず声が上ずってしまう
チャンミン「半年・・・
長くて一年です。」
突然のことに頭の中がついていかない
・・・そんなに
居なくなっちゃうの？
固まっている私の顔を寂しそうに見つめている
チャンミンは医師として、順風満帆だった
患者さんには親切で的確だし、
このルックスで、最近じゃ用もないのに来る患者さんまでいるらしい
元々研究熱心な性格の彼を、上は高く評価していて
腕のいいチャンミンを引っ張り込もうとたくさんの病院から声も掛かっていた
チャンミン「でも僕はまだまだですから。
もっと専門的に勉強していかないと。」
日頃からそう言っては、遅くまで書斎に閉じこもってパソコンや医書を広げていた
充分今でも凄いと感じていたのに、
私なんかじゃ分からない世界だなぁ・・・
そんなふうに他人事のように思ってしまっていた
A「て、転勤してまで研修しなきゃいけないの・・・？」
チャンミン「・・・・。」
A「チャンミン、今の病院でも充分認められてるのに、」
チャンミン「・・・Aさんには、分からないですよ。」
そんなふうに途切れられたら、
何も話せなくなる
素人の私じゃ、分からないことは分かってるけど
それより、なにより、
私はチャンミンと離れることが寂しいだけなのに
チャンミン「たまの休みには帰ってきますから・・・」
A「・・・休みなんて、今でもほとんど取れないじゃない。」
素直じゃない私は、こんなことしか言葉が出ない
A「チャンミンは・・、私といなくても
平気なんだね。」
この転勤を決めたとき、
きっと私と離れて寂しいなんて
考えなかったでしょう？
〜Changmin〜Give us kiss? sequel２→←作者より
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なお(プロフ) - 愛嬌さん» お久しぶりです！読み返して頂いて嬉しいです！ (2021年7月14日 9時) (
レス) id: e3446b6b0b (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - なおさん、お帰りなさい^_^何度もお話読み返してお待ちしてました^_^ (2021年5月14日 16時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - かおさん» お久しぶりです！お元気でしたか？ほんのちょっとの復活なんですが楽しく書かせてもらっています♪最後までお付き合いお願いしまーす！ (2021年5月14日 14時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - wakaさん» 気にしてもらってるなんて嬉し過ぎる〜( *´艸｀)ありがとう！元気でやっとります！ (2021年5月14日 14時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
かお(プロフ) - なおさん、お久し振りです。またお話が読めるなんて嬉しいです。 (2021年5月8日 23時) (レス) id: d7c45d30ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2017年1月14日 22時
