〜Kyuhyun〜Love deviation sequel３ ページ12
外に出ると、紫色の雲が渦巻く深夜の空
マネージャーに連れられ、あるホテルに到着した
A「あの・・・ここって、」
マネ「キュヒョンの泊まるホテルですよ。」
長い足でツカツカ歩くマネージャーに、着いて行くのがやっと
A「いいんですか・・・？私、ここに来て・・」
鏡張りの大きなエレベーターに乗り込むと、ふっと笑って壁にもたれた
マネ「言ったでしょう？感謝してるって。
普段ならこうしないけど、ここは日本で
スタッフの僕も隣の部屋にいます。
言い訳ならなんとかなるでしょう。」
でも・・・
マネ「もうすぐキュヒョンの誕生日ですから。
僕からのプレゼントです。」
チンと音が鳴ると、
高級なカーペットの感触に足を踏み出して行く
マネ「あいつ、頑張ってるから。
ご褒美に会ってやってください。」
しばらく日本で頑張っているキュヒョンさん
その頑張りを褒めて、私に特別に会わしてやろうとするマネージャー
反対していたはずなのに・・・
本当にキュヒョンさんのことが大事なんだな・・・
心がほっこりとする気持ちになって、私にも自然に笑みが零れる
A「あ、でも
私内緒にしてて・・・怒られるかも・・・」
マネ「そんなわけないでしょう。」
会ったらきっと喜びますよ、そう言ってくれたから
緊張していた鼓動が徐々にやすらいでいく
私も
キュヒョンさんに会いたい
しばらく歩くと、ＶＩＰルームのフロアが見えてきた
マネ「もう一旦ホテルに戻ってる頃ですから、」
部屋番号を教えられると、マネージャーは隣の部屋を指差す
マネ「どうぞごゆっくり。」
何だか恥ずかしくなって、慌てて頭を大きく下げた
キュヒョンさん・・・いるかな・・・
緊張して扉の前に立っていると、廊下の向こう側から人の話声が聞こえる
とっさに身体を柱に隠すと、そこには女性の肩を抱いて帰ってくるキュヒョンさん
・・・・え？
だ、誰？
女の人・・・？
背の高い、ロングコートを着た栗色の髪の女性
俯いていて一瞬分からなかった
ユイさんだ・・・・
チャンミンさんの彼女の・・・
何でここに・・・？
呆然とする私の目の前で、
キュヒョンさんはユイさんをそっと引き寄せて抱き締める
泣きそうな顔の彼女を、つらそうに見ていた
鍵を静かに開けて、入っていく二人
パタン、と閉じてしまう
その
愛おしい人の部屋の音
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なお(プロフ) - 愛嬌さん» お久しぶりです！読み返して頂いて嬉しいです！ (2021年7月14日 9時) (
レス) id: e3446b6b0b (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - なおさん、お帰りなさい^_^何度もお話読み返してお待ちしてました^_^ (2021年5月14日 16時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - かおさん» お久しぶりです！お元気でしたか？ほんのちょっとの復活なんですが楽しく書かせてもらっています♪最後までお付き合いお願いしまーす！ (2021年5月14日 14時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - wakaさん» 気にしてもらってるなんて嬉し過ぎる〜( *´艸｀)ありがとう！元気でやっとります！ (2021年5月14日 14時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
かお(プロフ) - なおさん、お久し振りです。またお話が読めるなんて嬉しいです。 (2021年5月8日 23時) (レス) id: d7c45d30ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2017年1月14日 22時
