〜Kyuhyun〜Love deviation sequel2 ページ11
長いはずの公演時間は、終わってしまうのがあっという間だった
ざわざわと会場を後にする周りに取り残されるように、
私は席に座ったまま、立ち上がることも出来ない
涙が・・・止まらない・・・・
嗚咽しながら下を向く私に、隣に座っていた日本人が心配そうに話し掛けてくる
「大丈夫？」
日本語は分からないけど、心に響く優しい声
「感動したのね。素晴らしかったもの。」
ハンカチで涙をぬぐう私に、その人はにっこりと微笑んで、
「またすぐ会えるわよ。」
あぁ、そうか
２年後のキュヒョンさんを、こんなにも楽しみにしてる
前向きに、ちゃんとファンの方は待っていてくれるんだ
コクコク頷いて、その人に手を振った
キュヒョンさん
会いたいよ
ちゃんとあなたはひとりでも素晴らしかったって
私もファンのひとりとして伝えたい
連絡をしていないから、キュヒョンさんは私が日本にいることも知らない
人並みもまばらになり掛けた頃
公演が終わってどうしようかと出口を探していた私に、
「・・・Aさん？」
突然後ろから呼ぶ声がした
A「すみません、私内緒で来ていて・・・」
マネ「驚きましたよ。会場にあなたがいたから、」
後ろの方の席だった私は、会場の後方にたまたま来たキュヒョンさんのマネージャーに見つかっていた
マネ「キュヒョンには、会って行かないんですか？」
A「で、でも・・・
打ち上げとかあって、ご迷惑なんじゃ、」
しどろもどろで答えた私に、あっけらかんと笑って返す
マネ「打ち上げより、キュヒョンはあなたに会いたいでしょう？きっと。」
キュヒョンさんが私と一緒に暮らす、と事務所に申し出た時、
一番に反対していたのは紛れもないこの人だった
あの時は、「アイドルなのに女と同棲なんて冗談じゃない！！」と厳しく怒って
キュヒョンさんからはかなり衝突したと聞いている
でも、結局
メンバーのオッパたち全員で頼み込んでくれて
最後には私が「絶対バレない」という条件を飲んだ
マネ「あなたには感謝してるんですよ。
こうしてちゃんと約束を守ってくれて。」
私はその日から、絶対にバレないようにと固く誓った
陰でいい
日向になんか出なくていいから
キュヒョンさんのそばにいたいって
その気持ちだけで、充分過ぎるほど私は幸せに思ってるから
〜Kyuhyun〜Love deviation sequel３→←〜Kyuhyun〜Love deviation sequel1
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なお(プロフ) - 愛嬌さん» お久しぶりです！読み返して頂いて嬉しいです！ (2021年7月14日 9時) (
レス) id: e3446b6b0b (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - なおさん、お帰りなさい^_^何度もお話読み返してお待ちしてました^_^ (2021年5月14日 16時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - かおさん» お久しぶりです！お元気でしたか？ほんのちょっとの復活なんですが楽しく書かせてもらっています♪最後までお付き合いお願いしまーす！ (2021年5月14日 14時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - wakaさん» 気にしてもらってるなんて嬉し過ぎる〜( *´艸｀)ありがとう！元気でやっとります！ (2021年5月14日 14時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
かお(プロフ) - なおさん、お久し振りです。またお話が読めるなんて嬉しいです。 (2021年5月8日 23時) (レス) id: d7c45d30ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2017年1月14日 22時
