現実 ページ25
キュヒョン「本当にあいつ、Aさんとは遊びなのかな。」
A「・・・そうですよ。」
キュヒョン「・・・愛情感じたこともない？」
A「・・・そう・・ですね・・」
キュヒョンさんは、現実を直視させる。
自分で答えながら目頭が熱くなってきたのが分かった。
いつも私はドキドキしてる。
本当は、バカみたいに。
でもチャンミン君は結局、そんな私には興味ない。
私はあくまでも、あのチエルって子の代わりだ。
A「はぁ・・・」
思わず涙が零れそうになって、顔を俯ける。
チャンミン君に泣いてるところなんて見られたくない。
泣いたって彼が私の方に来てくれない現実を知るのは、もっと残酷だ。
キュヒョン「・・・出る？」
急に心配そうな顔になって、覗き込んできた。
キュヒョン「ごめん。泣かせるつもりじゃなかった。」
バツ悪そうに頭を掻くと、奥の席に座っているチャンミン君をチラッと確認する。
チャンミン君と彼女が、なにか言い合ってる。
彼女はチャンミン君の腕に甘えて、可愛らしく拗ねてて。
それを頭を撫でながらなだめている。
あーー・・ダメだ。もう見たくない。
そう思ったのと同時に、キュヒョンさんが私の手を握った。
チャンミン「俺が送るからいいよ。」
キュヒョンさんの後ろに隠れて、必死で涙を拭っていた。
キュヒョン「チャンミン、チエルを車で乗せてきただろ？
送っていかなきゃいけないじゃん。」
チャンミン君はしばらくの沈黙の間、ジッとこちらを睨んでいるようだった。
チャンミン「着いたらすぐ連絡して。」
結局そう言った彼と別れて、キュヒョンさんの車の中。
キュヒョン「もう泣きやんだ？」
A「・・・もう大丈夫です。」
キュヒョン「じゃあ、もう一軒付き合ってよ♪」
A「え？」
なぜだか少し楽しそうな様子のキュヒョンさん。
家に帰らずにそのまま彼と飲みに行った。
「着いたら」と言ったチャンミン君には連絡はしなかった。
重なるーＣhangmin sideー→←アンバランスーＣhangmin sideー
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なお(プロフ) - 環琉さん» こちらこそ、読んで頂きありがとうございました！ (2018年9月25日 21時) (
レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
環琉(プロフ) - なおさんこんにちは。いつも素敵なお話ありがとうございます。 (2018年9月16日 11時) (レス) id: 3c1ded918f (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティ(プロフ) - こんばんは。一気に読ませて頂きました。今は亡き彼の墓前で「彼女を貰っていいですか？」って言うシーンには胸打たれました。チャンミンを良く理解しているギュのシーンも楽しかったです。最後は幸せな気持ちになりました。 (2017年6月8日 21時) (レス) id: 1eac5c6b24 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - なつさん» なっちゃーーん！元気？こちらは元気よ。仕事忙しいっす。相変わらず新作も書くことなく。でも暇だから（笑）見直して修正しちゃう。待たせる時間もドＳだからね。ちょっとずつ。苦しくなる、超重い話が書きたい。最近私病んでるからねw (2017年3月17日 22時) (レス) id: b5966abb7b (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - hakuさん» わー！すごく嬉しいです。コメント苦手なのに送ってくださってすごく励みになりました。最近更新ないですが、また現れたらこっそり遊びにきてくださいね。こちらこそいつもありがとうございます！ (2017年3月17日 22時) (レス) id: b5966abb7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2014年6月5日 13時
