milk…4 ページ4
You side
A「ただいまぁ、 」
先輩に嘘をついたあと、ダッシュで生徒会室を後にした私。通学路をもダッシュして、息を切らしながら家に着いたのは午後6時。
家からさほど離れていないものの、今日は自転車で行けばよかったかなぁと思ったり。
玄関にはお兄ちゃんのローファーが乱雑に脱がれていて、あの生徒会長のせいで部活動生より遅くなってしまったことが少し悔しい。
大貴「おかえり!遅かったね」
A「あー……うん」
なんかこんな笑顔で見つめられたら、遅刻したせいで居残りになっただなんて言えなくなるじゃん。
ぽつり、とそれだけ言い残してリビングを去る。
携帯を取り出そうと学校のカバンを探ると、一枚のハンカチが出てきた。
裏を見ると、『いのおけい』と書かれている。
なんで、これ。
共働きの両親が帰ってくることなんてほぼほぼないからご飯、お弁当は全部私の手作り。
…………あ。
エプロンを付けようとして気がつく。
A「買い物行くの忘れてた、」
とぼとぼと階段を降り、リビングのお兄ちゃんに「買い物行ってくる」と声をかけると「俺も行く!」と威勢のいい声。
心配性なんだよなぁ、お兄ちゃん。
私はいつものように、お兄ちゃんの自転車の後に後ろ向きに乗って、お兄ちゃんの背中に体重を預けた。
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伊野尾楓音 - あー!早く続きが見たい! (2018年8月30日 20時) (レス) id: dc02d8ce72 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 由依さん» ありがとうございます!!前作に引き続き長らくの活動休止もあったにも関わらずご愛読くださり、本当に嬉しい限りです(////)コメントがとても励みになります!ぜひこれからもよろしくお願いします^^* (2018年4月4日 18時) (レス) id: f029b54c33 (このIDを非表示/違反報告)
由依 - 新作おめでとうございます。どんな感じかなと考えていたけど凄く好きな感じだから更新楽しみです☆もう、ハラハラ、ドキドキしていますがこれからどうなるのだろうと気になります!更新頑張ってください(o^^o)応援しています。 (2018年4月4日 18時) (レス) id: 0583577ad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆ | 作成日時:2017年12月22日 19時