milk…17 ページ17
You side
A「……っ」
ふわっと伊野尾先輩の香りに包まれる。
嫌なはずなのに、…なのに、
慧「抵抗しないんだ?」
そんな嬉しそうな顔でこっちを見ないでほしい。
少しだけ口角を上げて私を見下ろす伊野尾先輩の目は、"あの日"に比べ優しかった。
慧「なんで嘘ついたの」
この距離を保ったまま、そう呟いた。
A「……ごめんなさい」
慧「噛んじゃダメ、傷になる」
伊野尾先輩は、私のあの時咄嗟に嘘をついた自分への憎しみを込めてキュッと噛んだ唇にその綺麗な指でそっと触れた。
A「なんで、」
慧「ん?」
A「なんで先輩はこうやって、…私を弄ぶんですか……?」
慧「遊びじゃない、って言ったら?」
A「へ、?」
慧「俺は本__________」
その言葉を聞き終える前にガラリと勢いよく開いた教室の扉。
A「山田くん……!」
そこには、息を切らした山田くんが立っていた。
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伊野尾楓音 - あー!早く続きが見たい! (2018年8月30日 20時) (レス) id: dc02d8ce72 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 由依さん» ありがとうございます!!前作に引き続き長らくの活動休止もあったにも関わらずご愛読くださり、本当に嬉しい限りです(////)コメントがとても励みになります!ぜひこれからもよろしくお願いします^^* (2018年4月4日 18時) (レス) id: f029b54c33 (このIDを非表示/違反報告)
由依 - 新作おめでとうございます。どんな感じかなと考えていたけど凄く好きな感じだから更新楽しみです☆もう、ハラハラ、ドキドキしていますがこれからどうなるのだろうと気になります!更新頑張ってください(o^^o)応援しています。 (2018年4月4日 18時) (レス) id: 0583577ad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆ | 作成日時:2017年12月22日 19時