しゅきぴ25 ページ26
全速力で学校まで着くと、なぜか千冬くんは息が切れていないのに私が切れていた。
叫び疲れかな…
『あ、千冬くんネクタイぐちゃぐちゃになってる』
私を抱っこしてたからか、いつももそんなに綺麗なネクタイじゃないけど、今はもう原型を留めていないくらいに乱れている。
千冬くんはネクタイをしゅるりと外した。
『えっ、ネクタイ外すのえっちすぎない？』
「…誘ってたりする？」
『誘ってねーわばか』
ネクタイ外すだけでこんなに色気ある人います？！？！
ん、とネクタイを渡されたので思わず受け取ると、「俺鏡ないとできないから、やって」と言われた。
正面からやったことないからできないかもしれないけど、挑戦してみることに
『えーと…ここはこんな感じで…』
「……」
ネクタイを結ぶ場所ミスった。
なんで昇降口でやってんだよ。注目しか浴びないじゃないか。
『えー？……あっこうか…』
キュ、と結び終えて上を向くと千冬くんの顔が思ったより近くてびっくりした。
なんだか恥ずかしくて素早く離れる。
『で、きたよ』
「うん、ありがとな」
何かを察した顔。
ニヤリ、と悪い笑顔の千冬くんがジリジリと近づいて来る。
それに合わせてゆっくり離れるけど、壁にぶつかって行き場を無くした。
トンと千冬くんが壁に手をつく。
つまり壁ドンされてるわけで。
あっれぇ、今日の千冬くんSなのかな？？
「A、今ネクタイ結んでる時俺の奥さんみたいだった」
『…うん』
「俺の奥さんが世界一かわいい」
『、？！』
ちょっと待て。今日の千冬くん甘々過ぎない？！
普通に手繋いだり、急にお姫様抱っこしたり。この壁ドンとかも。
言葉の一つ一つにドキドキしてる。
「俺を見るこの目とか、甘い唇とか、首触るとびくってなる身体とか。1番かわいいし早く俺のモンにしたい」
なんで私の弱いところ知ってるの？！？！
千冬くんは私の手を掴んで、指に噛みついた。
『いた…！！いたい、いたい』
「…これはなかなかやばい…」
『なんで噛むの？！』
涙目で訴えると、彼は笑って。
「左手の薬指。予約な」
手を見ると、左手の薬指に噛み跡がくっきりついていた。
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ゆぅり(プロフ) - え、サランヘヨ使えてる・・！！もしや、Ｋぽ女子か？！ (2021年9月25日 11時) (
レス) @page5 id: 39bfe8c53b (このIDを非表示/違反報告)
名前 - 面白いですね！更新頑張ってください(*ﾟ▽ﾟ*)なのさん！応援しています (2021年9月12日 1時) (レス) id: 14a4d572b2 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 続編よければ書いてほしいです！！楽しみにしてます！ (2021年9月6日 17時) (レス) id: 6485b8cd5e (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - 続編期待してます(((出来れば、中学生編とかも少しとか、嫉妬させるのとか、入れて頂けると飛びます(((自分勝手なお願いばかりで恐縮です…！無理を承知で、御検討の程、よろしくお願いします！！長文失礼しました！！ (2021年9月6日 16時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - コメ失礼します！！！この作品は私の生き甲斐で、毎日の支えなんです！！！もっともっと沢山続編作って、永遠に終わらせないで下さい(((もうこのお話大好き過ぎます本当に！！！これからも応援してます！！ (2021年9月6日 16時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2021年8月25日 8時
