しゅきぴ11 ページ12
「あー！！！千冬が女の子連れてる！！！ケンチーン！！」
「そんなに声出さなくても聞こえてるし、そのあだ名で呼ぶな」
ひっ、なんか増えた！！！
ケンチン、と呼ばれた彼は私が見上げるほどに背が高く、こめかみに龍の刺青、辮髪で普通にびっくりした。
ケンチン…龍…あっ、千冬くんが言ってた、ドラケンさん？！
「へぇ、かわいいー！！」
『ひぇ、顔がいい』
「マイキーくん近づきすぎです」
マイキーくん、と呼ばれた人は花垣くんの傍からふわりと髪を揺らしながら私の元へ軽い足取りで近づいてきた。
鼻と鼻がくっつきそうなくらい距離を詰められて、思わず本音。
「えー？俺褒めてもなんにもないよー？」
にっこにこの笑顔を見せる総長さんだけれど、目は笑っていない。
闇が深い笑顔だな……
「急に来て驚いたか？俺は龍宮寺堅。ドラケンだ」
未だに私の至近距離にいる総長さんをベリッと剥がしながら、軽く自己紹介をしてくる辮髪さん。
「おいマイキー困ってるだろ、千冬の
『え、よくわかりましたね。』
「さっき手繋いでたろ。千冬が誰でも女子に触れるわけねぇからぜってぇ友達以上の関係なのは勘付いてた」
何この人の観察力。すげぇな。
『あ…えと…、ち、ふゆくんの彼女の「ねぇケンチン、なんで俺に彼女出来なくてタケミッチや千冬には彼女ができるんだろうね？」…』
自己紹介をされたので自己紹介で返そうとドラケンさんに向かって話をしていると、急に目の前に総長さんが現れた。
しかも私の話を遮って。
待って？！私苦手な男の子の前で頑張って自己紹介してるのに潰さないで？！
その自由奔放な姿にドラケンさんは呆れながら、「そーゆー人の話きかねぇところとか？あとワガママだし寝起きは悪りぃし」と散々返していた。
「悪いな、で、名前なんだっけ」
『春海です。春海A』
「ハルミちゃん、でいいか？……名前で呼ぶと隣の番犬うるさそうだしな…」
『え？』
なんのこと、と横を向くと、1人置いてきぼりの千冬くんが涙目でこっちを見ていた。
ほっぺを膨らませて、怒っている。
「Aって言っていいの俺だけだもん……」
『わぁぁ！！ごめんね！！？？って私が謝る必要なくない？』
かわいいねー、って頭をなでこなでこ。次第に笑顔になって、ご機嫌そうに目を細めた。
ぴええええ、かわいい……
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ゆぅり(プロフ) - え、サランヘヨ使えてる・・！！もしや、Ｋぽ女子か？！ (2021年9月25日 11時) (
レス) @page5 id: 39bfe8c53b (このIDを非表示/違反報告)
名前 - 面白いですね！更新頑張ってください(*ﾟ▽ﾟ*)なのさん！応援しています (2021年9月12日 1時) (レス) id: 14a4d572b2 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 続編よければ書いてほしいです！！楽しみにしてます！ (2021年9月6日 17時) (レス) id: 6485b8cd5e (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - 続編期待してます(((出来れば、中学生編とかも少しとか、嫉妬させるのとか、入れて頂けると飛びます(((自分勝手なお願いばかりで恐縮です…！無理を承知で、御検討の程、よろしくお願いします！！長文失礼しました！！ (2021年9月6日 16時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - コメ失礼します！！！この作品は私の生き甲斐で、毎日の支えなんです！！！もっともっと沢山続編作って、永遠に終わらせないで下さい(((もうこのお話大好き過ぎます本当に！！！これからも応援してます！！ (2021年9月6日 16時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2021年8月25日 8時
