検索窓
今日:9 hit、昨日:6 hit、合計:113,998 hit

#77 ページ32

.



次の日、急いで用意をして家を飛び出すと、いつも通り三橋くんは家の前で待っていた。その姿を見てほっとする。よかった、怪我もしてないみたい。



「おぉA、どうしたんだよそんなに慌てて」


「三橋くん、何か大変な事になってるみたい...」


「は?」



道を歩きながら昨日片桐さんに言われたことを伝える。
それを聞いた三橋くんは眉間に皺を寄せ考え込んでいて、学校に着くまで何も話さなかった。


教室に入るとそこには、怪我だらけの伊藤くんがいた。



「い、伊藤くん!?どうしたのその怪我...!」


「まぁ...ちょっと色々」


「まさか伊藤くんも相良さんに...?」



そう言えば伊藤くんは驚いたように目を見開く。何で知ってるんだ、と言いたげな表情。



「昨日お前と同じように怪我してた智司に会ったんだと。Aから全部聞いたけど、その様子だと智司が開久テッペン降りたんだろ」


「あぁ...アイツ、同じ高校の奴にも容赦無かった。卑怯にも程があるぜ」



...相良さん、一体どんな人なんだろ。どうしてこんな事するんだろ。仲間を裏切るなんて。

そう思っていると、ドアが荒々しく開いた。そこにいたのは理子ちゃんで、酷く焦っている様子。



「三ちゃん伊藤ちゃん!大変!開久が!!」



それを聞いて2人は顔を見合わせ教室を飛び出した。






.

#78→←#76



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (65 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
251人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ソウ - はじめまして!ソウです!読ませていただきました!めっちゃ面白かったです!これのおかげでまた今日から俺は大好きになりました!ありがとうございます!!( ≧∀≦)ノ (2019年8月21日 20時) (レス) id: 8344a9dd37 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まるる。 | 作成日時:2019年4月30日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。