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公園に着くも三橋くんの姿がない。どこ行ったんだろ...。

そう思いながら何となくトイレに行ってみると、男子トイレの前に見慣れた金髪パーマ。



「三橋くん!」


「っ、Aと伊藤...!」


「...おい、なんだこれ」



伊藤くんがいつもより低い声で呟く。

視線の先には、血塗れの男の人が倒れていた。



「み、三橋くん、まさか...」


「俺じゃねぇ!!俺はただ今井に痛い目合わせようと...!」


「お前、それ...」


「えっ...!?何だこれ!!」



三橋くんが手に持っていたバットを見るとそこには血がべっとりとついている。明らかに凶器。




「三橋くん、殺すのはだめでしょ!?せめて半殺しにしないと!!」


「いや俺人殺したりしねぇからな??A疑うのやめて??」


「お前ならやりそうだって言ってんだよ」


「そんな!俺がコイツ殺す理由がないじゃん!!」


「動機がなくても殺す男だお前は」


「えっ、俺そんな奴だと思われてんの???」



三橋くんの問い掛けに2人で頷く。それを見て彼はしゅんとしてた。可愛い。

そんな会話をしていると誰かがこちらに近づいてきた。



「AさんAさんどこですか、っと...何だお前ら、何でここにいんだ?」


「い、今井くん...」



今井くんは不思議そうに2人の顔を見て視線を地面に向ける。



「こ、コイツ...!うちの学校の生徒じゃねぇか!まさか三橋、お前...」


「ち、違ぇよ!!俺はやってない!!」


「お前以外いねぇだろ!!」



その時聞こえるパトカーのサイレン。...何かタイミング良過ぎない??
そんな疑問を抱くも口にせず彼らの会話を静かに聞く。



「三橋、逃げろ」


「いや逃げんな。何もやってねぇなら逃げんな」


「え、あ...、」



逃げろという今井くん、逃げるなと言う伊藤くん。2人の顔をチラチラ見て、私の顔を見る三橋くんは明らかに焦っていた。



「...う、うわぁぁぁぁ!!!!」



結局三橋くんは叫び声を上げて走り去っていく。その後を追いかけた今井くん。

...三橋くん、ほんとにやってないとは思うけど...大丈夫かな。

そう思いながら三橋くんが走っていった方をぼんやりと見た。








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ソウ - はじめまして!ソウです!読ませていただきました!めっちゃ面白かったです!これのおかげでまた今日から俺は大好きになりました!ありがとうございます!!( ≧∀≦)ノ (2019年8月21日 20時) (レス) id: 8344a9dd37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まるる。 | 作成日時:2019年4月30日 14時

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