私立ヘタリア学園〜イギリスとの恋物語〜part３

１１７話　花火 ページ32

……

日本「みなさん、もうじきオオトリですよ！！」

瞬間、今までで一番おおきい玉が、まっすぐに空へのぼっていく。

イギリス「A」
A「え？」


ドォォオン！！
イギリス「●●●●●」


フランス「うわ…思わず見惚れちゃった」
イタリア「花火、すごく綺麗だね！」

日本「さて、帰りますか！･･お土産を、買って…･･！！」
ドイツ「まぁ今日くらいは…･･」

イタリア「さっすが！」
アメリカ「パパ！！」

ドイツ「それはやめろ！////」


イギリスの言葉は花火の音とかぶって聞こえなかったけど、

その唇は「大好きだ」と動いたような気がした。


ヤンキー１「兄ちゃん、その子彼女？？」
ヤンキー２「俺らがそのポジションかわってやろーか？」

にやにやしながら近寄ってくる人相の悪い男たち。

イギリス「やっぱり…･絶対どっかで絡まれると思った」

もうなれっこになってしまったのか、イギリスは軽く笑いながら私に言う。

イギリス「日本！俺ら、先に帰るわ！」
日本「はい＾＾了解しました」

イギリス「よし、A。しっかりつかまってろよ？」
A「え、あ、うん、、、」

ヤンキー１「あ？なにする気だよ？」
ヤンキー２「逃げんなら姉ちゃんだけおいてけよーｗｗ」

イギリス「あー、残念だな」

ヤンキー１「はぁ？」

イギリス「一緒に逃げるんだよ！」

言葉を言うやいなや、ﾊﾞｯと駆け出すイギリス。

ヤンキー２「あ、おいまてコラ！」

イギリス「ハッｗやなこった！生徒会長様なめんなよ！」
A「イギリス、それ関係ないよ」

イギリス「いいんだよ！細かいとこは気にすんなってｗ」

A「てゆうか重くない？私自分で走るよ？」
イギリス「余裕！ってか、もっと食えよ！俺前にも言わなかったっけ？」

……あ、イギリスのうちで隠れ鬼やったとき…･･！
覚えていて、くれたんだ…･･

A「…･言った」
イギリス「だろぉ？A、明日の朝飯大盛りなっ」

A「…･･うん。わかったよ。食べてやりましょうｗでも重くなっても知らないよ？」
イギリス「それが目的だろｗｗ大丈夫だ、俺がお前を抱っこできなくなるとかありえねぇから！」

A「…･･そう？」

ちょっと、イギリス。

あなた今、女の子にとってはめちゃくちゃ嬉しいこと言ったよ？


…･･自分で気づいてないのかな？

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