私立ヘタリア学園〜イギリスとの恋物語〜part３

１０４話　・・・・キュン。 ページ17

ヤンキー１「なぁ？いいだろ」
A「いや、ですっ････」

私は怖くて、イギリスにしがみついた。

ヤンキー２「まぁまぁ、そーいわずにｗ絶対楽しいって！」

イギリス「････オマエら、Aにさわんなよ」

ヤンキー１「あン？彼氏サマがなんか言ってるぞーｗ聞こえねーよｗｗ」

そう言って、ゲラゲラ笑う男。

A「･････」
ヤンキー１「あーあ。黙っちゃったよー」
A「･････」

ヤンキー１「なんか喋ってよ」

私、最近ほんと絡まれまくってる。
やだな。。。

自分で自分を守れない、私が。

イギリスを頼ってばっかで、呆れられるんじゃない？って、思う。

だから。

A「･･････ほっといてよ」

ヤンキー１「ん？なんだよカノジョ」

A「ほっといて。って言ったの。私たちに構わないで、どっか行って」

ヤンキー２「なんか強気だなぁ、カノジョ。それでも可愛いけどなｗ」

A「言葉、通じてないの？」

ヤンキー１「ごめーん、俺ら愛の言葉しか聞こえないんだｗ」
ヤンキー２「うっわ、お前うぜぇーｗｗ」

･････失敗した･･･

私がこいつらを追い払って、自分で自分を守れるよ、って。

だから呆れないでね、って。

言おうと思ったのに。

イギリス「･････じゃあてめぇらはAの言葉は聞けねえな」

ヤンキー１「はぁ？」

イギリス「Aがオマエらに愛の言葉を言うわけないからさ」

ヤンキー２「わかんねぇよ？やってみようか？(ニヤ」

イギリス「いや、それは俺が許さねぇ」

ヤンキー１「そうかよ。････なら力づくでッ････、」

急に男の動きが止まった。

ヤンキー１「････っ････」

そうか、と私は納得した。

イギリスの目におびえてる。

イギリスは、また、私のために本気で怒ってくれてる。

ヤンキー２「･････な、なぁ。行こうぜ」
ヤンキー１「･････そうだな････」

こうして、ヤンキー２人は足早に去っていった。


イギリス「Aって狙われやすいな」
A「････ごめんね、私、自分であいつらを追い払おうと思ったんだけど････」
イギリス「･････なんで？」

A「な、なんでって、イギリスに頼ってばっかじゃ････」

イギリス「頼れよ」

私は、ぎゅっと抱きしめられた。


イギリス「彼女に頼られて困る彼氏なんていない」

･････キュン。

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