番外編 if みんなが生きていたとした時のとある1日 2 ☆ ページ39
翌日。朝から家に入り浸る研二君と一緒に2人を待つ。
『もうそろそろ着くって』
「じゃぁ下で待とうか…なぁ本当に今日緑川さんも来んの?」
『昨日のやり取り見てたじゃん。もうコナン君とお店で待ってるって』
「俺、どうも苦手なんだよなぁ…顔も声も性格も違うのに何て言うの?オーラ?が諸伏すぎて…」
『それは私も思うけど…緑川さん普通に良い人だよ』
「良い人ってのはわかるけど…」
まぁ、3人は私と違ってヒロ君と音信不通だから余計に思うとこがあるのかもしれない。
私が連絡取れてる事は秘密にしてって言われてるから言えないし…。取れてるって言ってもたまに電話をかけてくるくらいだから以前よりめっきり連絡は取れてない。電話も公衆電話からだから私から掛けれないし。何してるんだろうなぁ…。
「おー!2人とも下で待っててくれたのか」
「連絡きたから下りとこって言ったんだよ」
下に下りたとほぼ同時に2人が来て合流し3人の緑川さん対策をBGMにポアロへ案内する。
どうやら私の近くに緑川さんをいかにして座らせないかを考えているらしい。暇か。
ポアロに入ると安室さんが手に持っていたお皿を真っ二つに割った。
そう、真っ二つに割った。
『あ、安室さん⁉大丈夫ですか⁉』
「あ、えぇ…いらっしゃいませ。Aさんが男性と…しかも3人も一緒に来るなんてビックリしまして…少し妬きそうですよ」
『またそんな思ってもない事を』
「そんな事ありませんよ」
最初は何か動揺しているみたいだった安室さんもいつもの調子に戻り笑顔を向けてくれる。
こんなキザな人みたら真っ先にブツブツ言う陣平君はおろかみんなが一言も言葉を発していない事に気づき振り向くと全員が全員招けな顔をしていた。どうしたの…。
「ふ、降」
「初めまして‼僕はこの上にある毛利探偵事務の毛利先生の弟子で私立探偵しています。安室透と言います‼ 」
陣平君が何か言おうとしたのを食い気味にかぶせて自己紹介をする安室さん。
やっぱり今日はちょっと変かも…?
「ささ、Aさん。コナン君と唯さんが待ってますよ‼」
急かすように私達を席に案内する安室さんに不信感を抱きながらもコナン君が待ってるので黙って案内された席へ行く。緑川さんの顔が盛大に引きつってたけど気にしないほうが良いのだろうか。
そしてすごくニヤニヤしている3人と顔が死んでる安室さんも気にしないほうが良いのだろうか。
…気にしないでおこう。
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しじみ味噌汁 - 私よリクエスト書いていただいてありがとうございます!!最後の揃ったってとこでうるうるきちゃいました!! (2019年3月19日 19時) (レス) id: d6c76ef174 (このIDを非表示/違反報告)
ひゆめ(プロフ) - 居なくならないって言いながら(TT)凄くうるうるです。だから、霊となってまで見守ってる感!!!凄く泣ける。更新頑張ってください! (2019年3月17日 22時) (レス) id: d9d137c800 (このIDを非表示/違反報告)
しじみ味噌汁 - 松田さんと夢主のやりとり大好きです!....書けれたらいいんですけど....もしもの話で警察学校組が生きてた場合のお話書けますかね.... (2019年3月17日 16時) (レス) id: d6c76ef174 (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - めっちゃ面白いお話ですね!これからも更新応援してます!まさかの所でコナンくんと出会うなんて、、笑。そして盗聴器、、。笑 (2019年3月11日 21時) (レス) id: 85512324d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2019年3月6日 23時