三十六話目【一条玲央 過去編1】 ページ43
時間は少しだけ遡りまだ陽葵が寝ようとしていた時、裏庭にでて一条玲央は昼の言葉をおもいだしながら空を眺めていた。
悠希の話を陽葵に聞いたときに律貴に言われた『何時からの仲なんだ』と素？で話しかけてきた悠希の言葉が頭に残り考える。
……あいつとの出会いはたしか、小一の時の卒業パーティーだったはず
……
…
「玲央、来年もよろしく！」
「よろしくねー！」
大きな会場に少しだけビビっていると少しと年上の友達二人が声をかけてくれた。
「うん、よろしく」
パーティー会場は学校にある凄く大きなホールで沢山の食事があってとにかく凄かった。
凄かったけども、こういうのが苦手なおれは気分が悪くなった。
「大丈夫？」
「……たしか、あっちから庭に出れたはずだよ」
気分が悪くなって早く終れと願い続けて時計で一時間ほどたったときにおれの体調に気がついたらしい二人につれられて裏庭に出る
そして、ここで休んでなよと、やることがあるからと、二人は会場に戻っていった。
どのくらい時間がたったかはわからないけれどボーつと空を眺めてある程度気分がよくなったおれは立ち上がり会場に戻ろうと足を進めたとき、後ろから声をかけられた
「ねーねー、君もせんにゅーしてるの？」
声をかけられたので振り替えると不思議そうな顔をした見知らぬ女の子が立っていた。
せんにゅー？潜入…か？
「違うけど……」
「そっか…残念。仲間を見つけたと思ったのに」
潜入はしていないので違うと話すと女の子は肩を落として残念そうな顔をする。
「君…潜入ってなにしてるの？」
さっきいっていた潜入について聞く
「おとー様がしっかりとしたふるまい？しろって言うからここに大人のレディの勉強をしに来たの！」
ちょっとよくわからない、が、父親にしっかりた振る舞いが出きるようになれと言われて、振る舞い方法を見に来たってことかな？
そこであることを思い出す。このパーティーは小学生からしか参加出来ないことを。
「…あ！君さ、それは潜入じゃなくてふほうしんにゅーって奴じゃないの？」
「君じゃない！ひなには陽葵ってなまえがあるの！あと、おにー様に許可を貰ってるから大人に内緒のせんにゅーなの！」
胸をはり腰に手をあててふふんとどこからともなく聞こえてきそうに言う女の…陽葵
「それなら大丈夫だね！」
「うん」
これが、望月陽葵との最初の出会いだった。
三十七話目【一条玲央 過去編2】→←三十五話目【まよなかーよる】
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ららるりな - あははははさん» コメントにきずくのが遅れてしまい申し訳ありません！この作品を拝見していただきありがとうございます！(※idが違いますが同一人物です) (2021年2月23日 13時) (
レス) id: 0fefafb472 (このIDを非表示/違反報告)
あはははは - 草 (2021年1月4日 17時) (レス) id: 0050c00856 (このIDを非表示/違反報告)
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