三話目【めんどくさい能力】 ページ5
「じゃあ御影様は知ってます？」
「え、……あーすまん、二年の時間割は…」
御影律貴
今のところは葵に惚れてない。この先はわからないけどな〜
そして、私の中で呼び捨て出来ない人
「ですよね…」
えー何だっけ？体育じゃないのは確かだけども…
え？兄さんよなぜに知ってるん？やだ〜私の時間割覚えててくれたのね〜サンキュー
ん？頭ん中で教えてくれたんだぞ、いい兄だよね〜………………シスコン、ぶらこんと度がヤバいけど
私は今思い出した風を装い葵に回答する。
「そうそう葵、数学ですよ」
「そうだ！数学だ、陽葵ちゃん、ありがとう！」
わー笑顔がまぶしい……兄さんに兄さんにお礼を言ってくでせぇ
ちなみに今食堂にて席をかこんでいるのは私、兄さん、葵、一条、久我、御影はんだ。長方形の机で食堂の入り口からみると左右に三三に別れて座っている。左に奥から私、葵、久我、右に奥から一条、兄さん、御影さんの順で並んでいる。他の星持ち達は忙しく手が離せなかったためこの人選。
奥のほうにこの席はあって星持ちが使うのが暗黙の了解な席だ。やーね暗黙の了解は。
それより御影さんは来なくてもいいんじゃ？って？それはね、兄さん、雪野さん以外に友達がいないんだよ………いや雪野さんは友達というより上司部下…友達ではないね…雪野さんの紹介はまた今度ね。
そんな御影さん、友達からの誘いは嬉しいみたいで兄さんが誘ったらすぐに来ることになった。
葵とも友達になりかけてるし、一条とも仲良くなってきてる…よかったね！
私がね御影さん呼びで祝ってるのはこの人超希少人種だから、だって、だってだよ！？ちょっと天然はいってて、真面目で、純粋なんだよ！
考え読んでも、うへー真面目だな〜か和むの二択なんだよ！？
差別じゃないからね！？
今そこの画面の前の人達さ自分の考えを誰かに読まれたらその人が和む考えしてる！？
してないでしょ！
私だって好きで読んでないよ！？切れないんだもん！この能力！
半径50mの考えが聞こえちゃうんだよ…これでも範囲は狭めてるんだよ？てか読みたくないよ！？
だって友好的に話しかけてきた人が『バカっぽいしうまく操れそう』とか考えてるんだよ！？人間不振になるよ！？
これは酷い例だけどさ…
「お前それはどうしたんだ？」
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ららるりな - あははははさん» コメントにきずくのが遅れてしまい申し訳ありません！この作品を拝見していただきありがとうございます！(※idが違いますが同一人物です) (2021年2月23日 13時) (
レス) id: 0fefafb472 (このIDを非表示/違反報告)
あはははは - 草 (2021年1月4日 17時) (レス) id: 0050c00856 (このIDを非表示/違反報告)
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