三十二話目 【コーヒーでいいよね?】 ページ39
「そう」
「……そちらが真似でもしたのでは?」
なんなの?なんなのよー!二人ともさ、もうちょーっと仲良くしてもいいと思うんだよね?ね?
どうしようかなぁ、納める?もうさ、私が「いい加減落ち着け、阿保」とか言えば一瞬で落ち着くとは思う。しないけど
「涼、雪野様と彌生様のお二人に珈琲を出して差し上げて。お二人が欲しいそうよ」
「「どこが!?」」
「では、皆様おくつろぎ下さい。」
なんだか文句をいわれてる気がするけどムシムシ。きにしなーい、きにしなーい
「…………………………おい、望月ちょっとこっち来い」
「兄様呼ばれてますよ」
「悠希じゃねえ!テメーだ、望月陽葵」
チッ、逃げれなかった。
「…わかりました。先ほどの話ですね?」
「お前に用事なんてそれ以外にあるわけ無い」
「あら酷い。わかりました。
では皆様、お楽しみ下さいませ。兄様よろしくお願いします」
「あー、うん」
内心とんでもなく嫌がっている兄さんは無視して………何処に行こうかな。
んー………よし、裏庭側のテラスでいいか。
と、決めてテラスに移動する
「で?謝ってくれるんですか?」
「まあ、な」
「珍しいですね」
なーんにも珍しいとか思ってないけど会話をつかなぐために言っておく。
「なにがだ?」
「いえ、一条様は謝るくらいなら…と諦めるものだと思っておりましたので」
「…………自業自得とかお前にだってとか、悠希の様子が可笑しくなかっじゃねーか、部屋から出てくとき嫌うなっつー目をしてよ。なんかしてやれないかと思って…」
……ホント、無駄に良く見ていること。
「よく見てますね」
そして、珍しく突っかかって来ないね
「じゃなきゃ一条家の跡取りなんてやってられん」
「それも、そうですね。まずは謝って…の前に御影様もどうですか?コソコソ聞かれるのはあまり好きではないので」
とりあえず謝れ…と言おうか迷ったが一条と同じような理由でこっそりと話を聞こうとしていた御影さんも呼ぶ。
「テメー、なについてきてんだ」
「悪い、つい、な」
葵も来たそうだったけど流石に自分の出る幕ではないと来てない。あんまり付き合い無いしね。
「では、謝って下さい。ああ、高、中の事ではなく小学のときのことですよ?」
「……なんのことだ?」
三十三話目【何だかんだと仲のよかった二人】→←三十一話目【お☆茶☆…したかった!】
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ららるりな - あははははさん» コメントにきずくのが遅れてしまい申し訳ありません!この作品を拝見していただきありがとうございます!(※idが違いますが同一人物です) (2021年2月23日 13時) (レス) id: 0fefafb472 (このIDを非表示/違反報告)
あはははは - 草 (2021年1月4日 17時) (レス) id: 0050c00856 (このIDを非表示/違反報告)
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