三十話目【影の薄い子…？】 ページ37
「理由を……？」
「ええ。納得のいく理由さえあればいいと言っているじゃない。何をそんなに驚いているんですの？」
部屋のなかはやよやよによって静かになっていたが私と兄さんも別の意味で静かになっていた。
「……何してるんです？」
恨みがましくこっちを兄さんは見てくるが知らない！
だって、近付いてきてるのに気がつかなかったんだもん！影薄い？？んだもん！
しかたないよね☆
「………鈴音さん…いつから見てました？」
「ええと…望月さんがこちらを振り替える辺りです」
会話は殆んど聞かれてないから大丈夫！流石に『望月兄妹？』って思いやがったので、振り向きセーフガード(？)をかましてやったから！
「会話はどこまでかな？」
「望月先輩が入りにくいと言っているのは聞きました」
そんなに心配しなくていいのにさー。
聞かれてたのも、『この中はとてつもなく入りにくい』の『入りにくい』って部分だけなのにねー。
「そうですか」
「聞かれたらダメなことでも話してたんですか？」
「いえ……ちょっとした計画の話しと中の状況について話していたんですよ」
前半部分は一切話してなけどね。
「ちょ、陽向…！」
兄さんが『変なこと言うな！』とか言ってるけど無視だ無視。
変に怪しまれかけてるんだから、兄さんにとっては隠しておきたくて私にとってはどうでも良いことっていう図を作りたいんだよ
兄さんだけに疑いが向くならいいのに私にだって変な疑いが向きかけたんだよ。
仕方ないよね
「…そうなんですね、それより入りにくいとはなんですか？」
あ、納得してくれた。チョロいなぁ〜！
「中で少し言い争い？がおきてましてね……入りにくかったんですよ。それと、鈴音様、申し訳ないのですが計画の話は皆さんに話さないでくださいね」
兄さんが五月蝿いから釘だけは一応刺しておく。ま、鈴音は黙っててくれるっしょ
「………見ますか？」
兄さんが退いて中を鈴音に見している。
今は、簡単に言うと、分かりにやすく言え！言いましたわ！って争ってる。
言葉は違うけど
「……本当ですね」
さてさて、ここから、どうしよう？
しれっと、何人か、この扉からそとに出ようとしてるしね…
それにしても、学園生活、最初から見返したんだけどさ、私のキャラ安定してなくない？頭のおかしい子になってる気がする…
三十一話目【お☆茶☆…したかった！】→←二十九話目【部屋にて】
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ららるりな - あははははさん» コメントにきずくのが遅れてしまい申し訳ありません！この作品を拝見していただきありがとうございます！(※idが違いますが同一人物です) (2021年2月23日 13時) (
レス) id: 0fefafb472 (このIDを非表示/違反報告)
あはははは - 草 (2021年1月4日 17時) (レス) id: 0050c00856 (このIDを非表示/違反報告)
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