二十八話【うやむやになった話?】 ページ35
「いや、それで良いの!?可愛いだけで許しちゃダメでしょ!?」
可愛い、え、良いよ
みたいなノリで先程までは
『陽葵の気持ちは嬉しいけれど本人の意思を無視して無理無理進めるのは…』や『それじゃあ望まれない』や『陽葵の立場だったら俺もするだろうが…関係ないな』や『どうしたらひいてもらえる…?』とか『ばれたくない』等々の絶対に嫌だという感情でしめられていたはずの兄さんの思いが一瞬でひっくり返ったのだ。
そのため、つい、私にとっては良い返事をもらったはずなのにつっこんでしまった。
誰だってこうなる。だって、『可愛い、了承しよ』だよ!軽いよ!
目の前で、しまった!と頭で言っている兄さんについつい呆れた視線を投げ掛けてしまう。
…日がたつことに兄さんの私への溺愛がひどなっている気がするのはきっと気のせいじゃないはずだ。
私の言葉に正気?に戻った兄さんは気まずそうな(実際気まずいと思っている)顔をしながら呻くような声で懇願してきた
「……聞かなかったことにしろ」
「やだ」
やだよ。兄さんのミスとも言える状態で言われた言葉だけれども、これで言質はとれたんだし
「言質はとったからね!」
私が高々に宣言し喜んでいると扉がノックされる。
「涼さんだ」
ノックした人は涼さんだ。用件は…簡単に言えば客人放るんじゃない、女二人が言い合い??してるから納めろという用事で来たようだ。
確かに一理ある。
「あいつか…は「涼さんもういないよ」は?」
兄さんが涼さんに入るように言おうとしたのをいないと遮る。
涼さん、私にさっさと客人の相手しろとだけ(心)で叫んで去っていったんだもん。
「涼さん私の能力知ってるからさ、用件言って、さってった」
「は?」
「客人ほうるなー!だってさ。ほら、兄さんこの話は終了!一条が私にしてきた数々の事を謝らなければ話さないんだからそれで良いでしょ」
それだけ兄さんに告げると地味に激化している雪野さんとやよやよの言い争い?を沈めろと言われたのでみんながいる場所へとむかっていった。
文句を垂れている兄さんを放置して。
一条のしてきたこと?ただの悪戯だよ
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いつかリメイク……まともに書き直したいな……。頭の声なのか心の声なのか内心なのかと思ったかた、全部一緒です。私が統一してないだけですので…!気にしないでくださると…!大抵心の声ですね。
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ららるりな - あははははさん» コメントにきずくのが遅れてしまい申し訳ありません!この作品を拝見していただきありがとうございます!(※idが違いますが同一人物です) (2021年2月23日 13時) (レス) id: 0fefafb472 (このIDを非表示/違反報告)
あはははは - 草 (2021年1月4日 17時) (レス) id: 0050c00856 (このIDを非表示/違反報告)
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