学園生活 【オリジナル】

二十話目【やってくる人達】 ページ23

『誰くるの？』

　そうそう素で話してるのは私は私の部屋にいて葵は部屋でピアノ弾いてるからどうせ私の声は聞こえないから。

『ん？えーとな、新堂と久我と心野と岩倉と泉と玲央と律貴。あと鈴音と雪野と神坂も来るってうるさいからつれてく』

　は？……十人？

『多すぎじゃボケぇ』
『うるせぇ、俺だって十人になるだなんて思ってなかったよ！元々は律貴と玲央を誘うつもりだったんだぜ？それなのに日にちから変わって八人も増えんだなんて予想外だわ』

　マジかよ……。…あぁ、律貴さんは御影さんで玲央は一条だからね？

『いや、断れよ』
『あ？無理。何回もしつけーんだよ、断るのダリぃ。わかった？おーけー？アユーおーけー？』
『あーオーケーオーケー、とでも言うと思う？』
『おもわねぇ』

　電話の向こうから笑い声が聞こえる。え？笑える要素なんてないよ？へんなツボもってんなぁ。

『兄さん、今からでも遅くない、日にち変更しろ』
『無理、大体アイツら楽しそうなんだよ。なんか、断るのは心苦しい』
『じゃあ、一条だけでも断って』
『んなに、嫌ってやるな、あいつ悪い奴じゃねーよ』

　ちっ、断らんか。…嫌ってたくせに無駄に仲良くなりよって…！ちっくしょう！

『けっ、わかってるよ！……はぁ…憂鬱』
『ドンマイ、んじゃな、俺今から風呂だから』
『ああ、うん、またね』
『おう』

　その言葉を最後に電話が切れた

　……マジかよ…アイツらの粘り勝ちか……最悪。てか、兄さんはこんな奴だった…。ちっくしょ。
　そうだよね…兄さんは粘られれば負けるよね…
　あんの、めんどくさがりめ。

　あ、そうそう、鈴音と神坂は新キャラ。

　鈴音 勇(すずね ゆう)。二年の風紀委員。ツンデレ気味の奴。
　黒髪黒目でつり目で普通に美形。以上。

　神坂 彌生(みさか やよい)。私の中では、やよやよ。
　生徒会長副会長。家の生徒会は副会長が二人いるんだよ。
　金髪で縦ロールの髪型のお嬢様。金目でつり目なお嬢様。
　凄い上から目線で言うしお嬢様かんでてるけど…バカなんだよね。勉強は出来るんだよ？彼女。
　でも、バカなんだ。……失礼だねこれ。

　まあ、うん、そんな二人！以上！

　説明が雑？そんなの知らないね！

　…………………はぁ………夏休み、こなけりゃいいのに、夏休み。

　五七五にできなかったわ。

　あ、まって、

　夏休み、くるなと思う、夏休み

　五七五にできた…！………決して俳句をバカにしてないからね？

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