学園生活 【オリジナル】

十五話目【悠希の裏の顔】 ページ17

ってなわけで優勝式！優勝式…別名表彰式も終わりやーーっと一日が終わった。早すぎるとか言わないで…！内容が無いよう…だったんだよ。……笑えない？

　そんなことより！今、私は！

「…兄さんさー、もー少し手加減してくれないかな？」

　兄さんの寮部屋にいる。え？素を出していいのかって？いいんだよ。

　ここは兄さんの一人部屋だからね！え？寮は二人部屋って言ってた？

　はっはっは、星持ちは違うんだよ！一人部屋なのさ

「あ？やだ」

　それにしても、さ、酷くない！さっきから格ゲーをやってるんだけど全勝全敗している私。色々と酷くない？

　おかしいな〜出してくる手はわかってるのにな〜なんで負けるんだろう…？

「てか、ゲームしにやってくるのはいいが…再来週のテスト大丈夫か？」
「…多分…大…丈夫！」

　多分大丈夫。成績を落とすことなんて無いだろうから。

「…後期のクラス替えの時に最低でも二組にいかなきゃだめだったんじゃねえの？」

　あー、あれね、アレ。クソ親父の無茶振り。大体さ８組あって上から三番目の優秀であろう組にはいってんだからそれでいいと思うんだけどなぁ…

「いーよ、どーせ無理だし。二組に上がるだけの成績は一応あるんよ？でもさぁ運動能力がないの、って、あぁ！！なんで避けれないんだよ！」

　最悪！必殺技が来るのわかってて避けたはずなのになんか当たるんだもん！こわっ

「実力差。運動能力…無理じゃんお前には」

　酷いよねこいつ。ほんと酷いよね。無理とかさぁ…こんっなに可愛い子にいうことじゃないよ？

「ちょっとは手加減してよ〜！てか、そこそこ運動能力はあります！求められるレベルがおかしいんだって」

　そうだよ？出来なくはないんだよ？求められるレベルが高すぎるだけで。大体ここの教育厳しいんだって！

　………流石、超お金持ちの進学校。…何だかんだとここ出てる人たち有名になったりしてるんだよなぁ…凄くね？関係の無い話だけども

「レベルって…頑張りゃいーだろ」
「それでいけたら苦労しない！」
「…睡眠時間を二時間でピンピン動けるようになればいける。俺がその証明だ」

　……

「それは…色々と危ない！何回もいってるけどいい加減やめて！」
「無理。じゃなきゃ星持ちから落ちんだよ」

　………いい加減この生活止めてくれないかな？兄さん。…どれだけ負けたくないんだって話しだよね

　…一条よりも上の点数ださない限りこの生活は続くんだろうな……身体によくないよ？

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