九話目【キャラ崩壊…？】 ページ11
「……落ち着いてます！」
瑛子ちゃんの返答
「そうだよ！落ち着いてる！」
葵の返答
「…そうですか」
兄さんの返答
空見ながら答えてるよ…兄さん。仕方ない助けてあげよう
「落ち着いてないですよ！ほら、座って話しましょう！」
あ、私が発言しようとしたら雪野さんが発言した。
この人もなんか呼び捨てできないんだよな…いや、御影さんとは違って頭の中パーティーの人種だからだけどさ。
引くようなこと考えてるからさん付けなだけだけどさ。
「だから！落ち着いてるって」
落ち着いてないからそう言われるんだよ？葵
「そうですわ！」
あれ？A子ちゃんってそんなキャラだっけ？
まぁ、いい。やっと私の出番のようだな。
「落ち着いてるようにみえないから、そう声がかけられるのでしょう？」
と、声をかけてみるが…効果は薄い
「いやいや、落ち着いてるから！」
「そうです！落ち着いてます！」
………
「…落ち着いてるのなら、座って話せますよね？」
心が読めようがなにしようが最適な答えとかわかんないんだよね…
ほら、言われてふと気が付くときとかあるでしょ？
今の二人がそれ。その時の気が付いてない状態
落ち着いるのになんで？とかそう言う感じの思考だからどうすれば落ち着くか、とか読めないんだよね…
こうなると、私の対人会話スキルは人並みへと落ちるのだよ
まぁ、でも？今回は上手く行ったみたいだね
「うん、わかった！」
「わかりました…！」
そしてね、私はこういうの苦手なんだ…とくに『なんなの？この女？なんなの？』的なイライラした感じのが聞こえるのとか
心…頭の中の声で聞こえるんだよ…人の声
だから、結構引っ張られる。
自分の考えてることでもないし声でもないけど、考えてる時のように入ってくるから
これで声が私の奴だったら完全に気が付かなかっただろうね…
で、イライラや悲しみ、焦りとかの声を聞くのは苦手。
しかも葵という友人の奴とか更に苦手
だから、逃げる
ごめんね
「…それと、まだ、風紀の取り調べ中でしたのよね…？邪魔してしまい申し訳ありません…ここらで失礼します」
じゃ、さいなら
「僕も側にいると大変になりそうなので失礼しますね」
同じように逃げてくる兄さん
らしいね、兄さんらしい
「兄さん、またね」
声をかけて去っていく
「おー、またな〜」
一瞬で仮面が剥がれたな…この兄
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ららるりな - あははははさん» コメントにきずくのが遅れてしまい申し訳ありません！この作品を拝見していただきありがとうございます！(※idが違いますが同一人物です) (2021年2月23日 13時) (
レス) id: 0fefafb472 (このIDを非表示/違反報告)
あはははは - 草 (2021年1月4日 17時) (レス) id: 0050c00856 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
