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You side
プールに水を入れ終わって
プールサイドを立ち去る
その足で職員室に向かうと
勢いよく開く職員室の扉
「きゃっ」
咄嗟に目をつぶる
「あ、A先生」
目を開けると神崎先生
「ごめんなさい！プール掃除任せちゃて…」
申し訳なさそうにする神崎先生
でも手にたくさんの書類を持っていて…
こんな大変そうな先生の役に少しでも立てたなら…
と素直な気持ちで思うことができた
うん
たぶん、作間くんがいてくれたからなのかな…
そう思いながら神崎先生に答える
「いえいえ、作間くんが手伝ってくれたんで…」
そう答えると驚いたような顔をする神崎先生
「作間が…ですが？」
「はい…そうですけれど…」
すると、神崎先生は驚きながらもちょっと嬉しそうな顔で言った
「いや、作間
あんまり学校に来れてないせいもあるからか、クラスに溶け込めてないというか…
人と壁を作る子だと思っていたので
んー
A先生だからですかね？」
そう神崎先生は言った
「あ、朝のHR行きましょう！」時計を見て走り出す神崎先生の背中を追いかけながら思う
私…
だから…？
ふと胸が高鳴るのは
自分の存在が誰かのためになっている
そう、“先生”として役に立てているっていうからだっていうことだって
自分に言い聞かせる
なのに
朝のHR、君の方を見られないのはなぜなのでしょうか…
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作者名：ポップコーン | 作成日時：2019年1月27日 16時
