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テレビはそのまま流れ続けていたが、あまり内容は入って来なかった。
…もうお風呂に入ってさっさと寝よう。
お湯をはっているとインターホンが鳴る。
『はーい』
モニターを見ればバイト中のはずの晶哉くん。
「あけてー」
慌てて鍵を開けると寒そうに手を擦り合わせながら入って来た。
上着も着ずに少し息を切らしている姿に驚きを隠せない。
「寒いなぁ、雪降って来たわ」
『え？え、バイトは？』
「今休憩。往復考えても10分ぐらいなら話せるかなって。」
『と、とりあえず何かあったかいもの…』
「ええよ、すぐ戻るし。走って暑いぐらい。」
『ほんまに？』
「ほんま。で、どうしたん？」
『え？』
「Aちゃんの声、何か嘘ついてるなぁと思って」
こういう時に妙に鋭いのが彼の侮れないところ。
『…ごめん、ほんまに大したことじゃないねんけど…』
「うん」
『テレビで彼女に内緒でマッチングアプリやってる人見て…』
「え、俺絶対そんなんしやんよ。ほら。」
晶哉くんはスマホを見せてくれる。
『あ、うん。わかってるけど何か声聞きたくなって、バイト中やってわかってたのに電話してん。いつもすぐには出えへんし1コールで切ろうと思ってんけど。』
「俺が出ちゃった？」
『うん』
「そっか」
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透(プロフ) - みりんさん» ありがとうございます！これからもゆっくりまったりと、にはなりますが楽しんでいただけますように💫 (2023年2月13日 14時) (
レス) id: 8f642d296a (このIDを非表示/違反報告)
みりん - 全部読ませていただいてます！話の作りが最高で更新楽しみにしています☺︎ (2023年2月12日 0時) (レス) id: 4b4581572e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透 | 作成日時：2023年1月30日 15時
