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次の日、教室での様子は今までと何も変わらなかった。
あの時間は夢だったのかと思う程。
唯一変わったのは一緒に下校するようになったこと。
「Aちゃん、帰ろ」
初日はクラスのあちこちから困惑の声があがった気がする。
クラスでも人気者の小島くんと特に目立ちもしない私。
その声にやっぱり釣り合わないよね、とマイナスな気持ちに飲み込まれそうになる。
「Aちゃん？」
顔を上げると少し怒ったような表情の小島くん。
「俺がAちゃんのこと好きやねんからな」
『え？』
「だから周りの声とか気にしやんと俺だけ見てたら良いから」
あの言葉のお陰で少しずつ自信を持てるようになった気がする。
あれから数年───
今日撮ってもらった写真が友人達から送られて来た。
真っ白なドレスに身を包む自分は、本当に幸せそうな表情をしている。
「何見てるん？」
『写真送って来てくれてん』
「俺も見たい」と私のスマホを覗き込む彼。
あの日からずっと一緒にいてくれる。
『健くん、ずっと隣にいてくれてありがとう』
「何、急に」
『あの頃は健くんに励まされてばっかりやったなぁって』
「そんな励ましたっけ？」
『昔は結構マイナス思考やったし』
「あー、何か覚えてるわ」
『健くんずっとモテてたからほんまに私で良いんかなぁとかさ』
「そういう心配いらんねん、ほんまに」
式ではめてくれた薬指の指輪に触れる彼。
そして優しく唇が触れて当時と同じように微笑む。
「絶対大丈夫、あん時そう言うたやろ？」
▽△▽△▽△▽△▽△
ちょっと時系列というか、わかりにくさが解消し切れなかったです。
今回は歌詞を同じ系統の言葉に変換しました。
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透(プロフ) - みりんさん» ありがとうございます！これからもゆっくりまったりと、にはなりますが楽しんでいただけますように💫 (2023年2月13日 14時) (
レス) id: 8f642d296a (このIDを非表示/違反報告)
みりん - 全部読ませていただいてます！話の作りが最高で更新楽しみにしています☺︎ (2023年2月12日 0時) (レス) id: 4b4581572e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透 | 作成日時：2023年1月30日 15時
