7日目ー昼ー ページ23
「一体どうなってるんだ！！誰も何が原因かわからないのか！」
朝から怒鳴り散らす林さん
わかっていたら、こんな生活送っていない
けれど警察側も焦っているだろう
24時間体制で監視しているはずなのに、毎晩3人死んでいる
それも、謎の心臓麻痺で
監視をしているのに、死んでいるようじゃ監視の意味がない
警察への風当たりは強くなるだろう
「なんでもいい、なんでもいいから情報をくれないか」
恐らく言ったらクラス全員のケータイが集められてメールを確認される
そして人狼は間違いなく殺される
全員それを願っているはずなのに誰も言おうとしない
死にたくないから
言ってケータイ類を没収されたら、もしかしたら投票できないかもしれない
・・・・・・全員それを恐れている
勿論私も
「・・・今日から監視体制を更に強化する。些細な情報でもいいから、何か知っていたら近くの警官に言ってくれ」
無言を貫き通す私たちに諦めたのか、話を終わらせる林さん
人数を増やしたところで、監視体制を強化したところで何も変わらないというのに
死者が決まる会議は私たち以外の時間が全て止まる
正に警察には何もできない
「A」
『何？』
「ちょっと来てほしい・・・あと、レトさんも連れてきてくれないかな」
『わかった』
小声でつわはすに話しかけられた
・・・少なくともいい結果報告ではないみたいだけれど
「話ってなんやつわはす君」
体育館の端のほうに集まる私たち
「ちょっと『市民』の2人に俺の考察を聞いてほしい」
『・・・うん』
「この前ぴーちゃんの家に集まったとき…皆でメール見せ合ってCOしたじゃん？」
『うん』
つわはすは一回息を吐いた
「・・・あの時のメール、キヨ君だけがメールの時間が違ったんだ」
「は・・・？」
『え？』
どういうこと・・・？
「俺たち4人のメールの時刻は0:00だった」
「でも、キヨ君だけメールの日付が集まる日の前日で時刻が昼の11時30分くらいだった」
『それって・・・』
「キヨ君が嘘の役職を俺たちに見せたかもしれないってこと？」
「・・・考えたくないけどね。でも、役職が書かれたメールを役職の部分だけ変えて自分宛てに送信することもできる」
キヨが私たちに嘘をついているの・・・？
「もしかしたら僕は」
「お前らそんな隅でこそこそ何やってんの？」
・・・突然背後からキヨの声がした
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loss - 途中でヒロインの苗字が黒瀬から黒崎になっていた事が気になりました。それ以外は考えられていてとても面白かったです。 (2016年11月28日 22時) (
レス) id: 7b543e43b5 (このIDを非表示/違反報告)
毒舌#珈琲 - 最後凄い感動して泣きかけてしまいました…！文才ありすぎて羨ましいです！いい小説をありがとうございます！ (2016年4月6日 16時) (レス) id: cd366d9e79 (このIDを非表示/違反報告)
桂碼(プロフ) - すごく感動しました。楽しませていただきありがとうございます(*´∇｀*) (2016年4月4日 16時) (レス) id: ccc617bd03 (このIDを非表示/違反報告)
あらん - すごく感動しました...T^T (2016年4月1日 3時) (レス) id: 0334f1c679 (このIDを非表示/違反報告)
みなっち - 最後泣けました…。この作品良かったです。 (2016年2月22日 1時) (レス) id: 67986d2bd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零紅、ミネラリン | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kaho01171/
作成日時：2015年3月30日 23時
