34話 ページ36
Noside
フロイドとジェイドと別れた後。
リドル「いいかいA。キミはこの学園では少し特殊な存在だ。ボクがキミの所属するハーツラビュル寮の寮長として、責任を持って教育しなければならない。だから、授業時間以外はボクと共に行動すること。いいね?」
『はい、ローズハート寮長!』
リドルの言葉に、Aは左足を引いて敬礼する。
リドル「よろしい。」
リドルは満足そうにそう言って、食堂へ足を進める。
Aも後ろから着いて行く。
リドル「ハートの女王の法律はどこまで覚えたんだい?」
『えっと、まだ礼儀作法だけです…。』
ハートの女王の法律をあまり気にしていなかったAは、おずおずと答える。
リドル「そのペースじゃ、キミもルール違反を犯すのも時間の問題だ。ボクが食事をしながら教えてあげよう。」
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in大食堂
『う〜ん…サラダ…オムレツ…』
リドル「まだ料理を決めかねているようだね。」
Aがどれを食べようかと悩んでいると、既に料理が乗ったトレーを手にしたリドルが横から顔を出した。
『まさかこんなに沢山あるとは思わなくて…。』
目の前のビュッフェ方式で並ぶ料理を見て、Aはキラキラと目を輝かせる。
その光景が微笑ましかったのか、リドルは顔を緩ませた。
リドル「ハートの女王の法律、第186条『火曜日にハンバーグを食べるべからず』に違反しなければ、好きな物を食べるといいよ。ボクは先に席を取っておこう。」
あまり遅くならないように。と言い残し、リドルはテーブルの方へと消えて行った。
そんな法律もあるんだなあと思いながらAが料理をトレーに乗せていると、横でなにやら騒ぎが起きていた。
B「どう落とし前つけてくれんだよ!」
Aがチラッとそこに目を向けると、見知った顔が4人と、知らない人が2人。
A「歯ぁ食いしばれ!」
1人の不良がマジカルペンをグリムたちに振り上げたとき。
A「いででででで!!!??ちょ、腕、腕っっ!!?」
不良の腕を掴んで、顔をぷくーっと膨らませたAが間に入って来た。
どうやら相当力が強いらしく、不良の腕からはグギッとあらぬ音が聞こえてくる。
『んもう、喧嘩はやめてよ〜!』
『じゃないと……』
『殺すよ?』
そう言って、Aはもう一方の手で不良にペンチを突きつけた。
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乱無(プロフ) - 初コメ失礼します!! ほんとに僕にあった作品で最高に好きです! リクエストでジェイドさんとの絡みがみたいです!! 採用していただけたらなと思ってます! 迷惑でしたら無視をしていただいて大丈夫です!! 楽しみにしてます!! (8月21日 23時) (レス) @page39 id: 565cbb1531 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - 初コメ失礼します!!夢主くんのサイコパスさと、あどけのない可愛さが最高に好きです。すぐに殺そうとするとこが尚良き。大好物です、デヘヘ 「一緒に遊ぼう!」とか言いながら武器振り回して追いかける夢主くんとキャラが観たい。 続き楽しみに待ってます! (8月20日 23時) (レス) id: b26d36307f (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 初コメ失礼します!25話目の文章が抜けています。こちら側の不具合かもしれませんが、念の為確認お願いします…! (2023年3月14日 21時) (レス) @page27 id: 1aec65c647 (このIDを非表示/違反報告)
トマトマヨトマメトマト(プロフ) - さにかんさん» 申し訳ございません、pixivにてこの作品を出す予定はないので、控えていただけると幸いです。 (2023年3月12日 17時) (レス) id: a96fc2539f (このIDを非表示/違反報告)
死音心音2.0(プロフ) - 設定が斬新でとても面白いです!ただ一瞬、「闇落ちしたマイメロ」って単語が頭をよぎってしまった……続き楽しみにしてます!応援してます! (2023年3月10日 12時) (レス) @page20 id: 9991bd595c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トマトマヨトマメトマト | 作成日時:2023年3月8日 7時