26話 ページ28
Noside
デュースが放った言葉に、エースはげっ!マジィ?と顔を顰める。
デュ「ああ。それにAと過ごした時間はまだ短いが、悪い奴じゃないと僕は思った。」
エース「えぇ〜〜……。」
コイツ腕を斬られようとしたこと覚えてねぇの?とエースは思う。
無論、デュースはAのそういうジョーク(?)だと思って気にしていない。
エースとデュースの会話を聞きながら、訳を知らないユウと、特に出身を気にしていないAは未だに首を傾げている。
『?僕もデュースくんとエースくんと、もっと仲良くなりたいな!』
デュースの仲良くなりたいという言葉が嬉しかったのか、Aは二パッと顔に花を咲かせる。
エース「…確かに悪い奴じゃない…か?」
顔に見合わず、発言と行動が物騒なんだよな。とエースは冷や汗を垂らす。
エース「まあでも、出身で人のなりを決めんのはダセェよなー……。」
『えへへ、これからもよろしくね!』
Aに両手をギュッと握られて、エースは漸く観念する。
エース「だぁーっ!!わかったわかった!でも物騒なのは無しだからな!」
『ぶっそう……?』
首を傾げるAに、エースは顔を引き攣らせる。
Aから手を離されたエースは、はぁ、とため息をついて頭をガシガシと掻く。
『ユウくんも、違う寮だけど仲良くしようね!』
ユウ「うん!」
Aとユウが仲を深めていると、先を進んでいたグリムが遠くから声を掛ける。
グリ「おーーい!!オマエら早く来るんだゾ!」
グリムの言葉に、Aたちは頷いてスタスタと先を進んだ。
友達がたくさん出来たと、Aはご機嫌に鼻歌を歌いながらスキップで前を進む。
そんなAを見て、3人も微笑ましく思ったのか顔が緩む。
エース「はぁ〜あ!さっさと行って寮長に首輪外して貰いますか〜!」
エースは少し小走りで走って、Aに追いつくと肩を組んでもたれ掛かる。
エース「お前、寮長と仲いいんだろ?頼りにしてるぜ!」
デュ「コラ、ちゃんと謝るんだぞ。」
ユウ「そうそう!元はと言えば全部エースが悪いしね。」
グリ「そのだっせぇ首輪、ずっと着けときゃいいんだゾ。」
エース「うるせー!!」
『へへ!似合ってるけどね。』
エース「うるせーー!!!」
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乱無(プロフ) - 初コメ失礼します!! ほんとに僕にあった作品で最高に好きです! リクエストでジェイドさんとの絡みがみたいです!! 採用していただけたらなと思ってます! 迷惑でしたら無視をしていただいて大丈夫です!! 楽しみにしてます!! (8月21日 23時) (レス) @page39 id: 565cbb1531 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - 初コメ失礼します!!夢主くんのサイコパスさと、あどけのない可愛さが最高に好きです。すぐに殺そうとするとこが尚良き。大好物です、デヘヘ 「一緒に遊ぼう!」とか言いながら武器振り回して追いかける夢主くんとキャラが観たい。 続き楽しみに待ってます! (8月20日 23時) (レス) id: b26d36307f (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 初コメ失礼します!25話目の文章が抜けています。こちら側の不具合かもしれませんが、念の為確認お願いします…! (2023年3月14日 21時) (レス) @page27 id: 1aec65c647 (このIDを非表示/違反報告)
トマトマヨトマメトマト(プロフ) - さにかんさん» 申し訳ございません、pixivにてこの作品を出す予定はないので、控えていただけると幸いです。 (2023年3月12日 17時) (レス) id: a96fc2539f (このIDを非表示/違反報告)
死音心音2.0(プロフ) - 設定が斬新でとても面白いです!ただ一瞬、「闇落ちしたマイメロ」って単語が頭をよぎってしまった……続き楽しみにしてます!応援してます! (2023年3月10日 12時) (レス) @page20 id: 9991bd595c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トマトマヨトマメトマト | 作成日時:2023年3月8日 7時