平和主義の殺人鬼【ツイステ】【男主】

16話 ページ18

エースside



ジュースとオレと魔法が使えない奴で、掃除をサボろうとする毛玉を追っていたら…。



毛玉が大食堂のシャンデリアに登って、ジュースが毛玉を降ろそうと、あろうことかオレを魔法で投げた。



は！？なんでそうなるわけ！！！？




もちろん、シャンデリアとオレと毛玉は落下し、地面に激突。



辺りに埃が舞う。



ｴｰｽ「グリムは捕まえたけど、シャンデリアぶっ壊したのが学園長に知れたら……」











ｸﾛ「知れたら……なんですって？」




その場に、低い怒りのこもった声が響いた。




ｴｰｽ「あ………学園長………」



ｸﾛ「あ〜な〜た〜た〜ち〜は〜〜〜ッ」





ｸﾛ「一体なにをしているんですか!!!!」


学園長の怒鳴り声が大食堂に響く。



学園長の後ろから、Aがひょっこりと顔を出して手を振る。


振り返す気力なんかね〜よ…。




ｸﾛ「石像に傷を付けただけでは飽き足らず、シャンデリアまで破壊するなんて！」








ｸﾛ「もう許せません。全員、即刻退学です！」




ﾃﾞｭ・ｴｰｽ「「ええええええ〜〜〜〜っ！！？？」」



なんでオレまで！！？



ﾃﾞｭ「そんな！どうかそれだけはお許しください！俺はこの学校でやらなきゃいけないことがあるんです！」



デュースが必死に学園長に懇願する。



ｸﾛ「馬鹿な真似をした自分を恨むんですね。」



ユウ「そんな……」



『シャンデリア壊れただけなのにねぇ。』



Aは壊れたシャンデリアをつついている。



ほんとそれ！たかが古いシャンデリア1個じゃん！！



退学までしなくてよくね！？




ﾃﾞｭ「許していただけるなら弁償でもなんでもします！」



ｸﾛ「このシャンデリアは、ただのシャンデリアではありません。」



学園長曰く、伝説の魔法道具マイスターに作らせたレア物だとか。



歴史的価値を考えれば10億マドルはくだらないって。



そんなの払えるわけねーじゃん…。



ｴｰｽ「で、でもさ。先生の魔法でパパッと直せちゃったりとか……」



だってほら、NRCの学園長って言うくらいだし？



ｸﾛ「魔法は万能ではありません。しかも、魔法道具の心臓とも呼べる魔法石が割れてしまった。魔法石に2つと同じものはない。」






オレらが絶望しかけていた時。



















『う〜ん、もしかしたら僕のユニーク魔法で直せるかも…？』







ﾃﾞｭ・ｴｰ「「え！！？」」








ｸﾛ「なんですって？」

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