四角い口の後輩くん

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流石に取ってあげなかった(


だから諦めて自分で取ってたけどね





また期待させちゃうと思ったから

もう今の時点でだめなのかもしれないけど小さな抵抗をした




公園について昨日と同じベンチに座った

昨日とひとつ違うのは手を繋いでいないこと



そしてさっきまでの明るい空気が変わって少しの沈黙が流れる





TH「そんな暗い話するわけじゃないからこの空気嫌だ！笑」


「ごめんごめん笑 なんか緊張？しちゃって、笑」


沈黙を破ったのはテヒョン君だった



TH「じゃあ、A先輩の話は勝手に聞いちゃったから俺の話をしますね？」



少しこの話を聞くのが怖かった



TH「昨日、ここの公園にA先輩の好きな人が来たでしょ？その時 あ、絶対好きじゃんって思った。


なんか、こうA先輩の顔が変わった気がして手も離れちゃって 、めちゃめちゃ悔しかった、笑

やっぱりそういう目で俺は見てもらえてないんだなって思ったからさ、 」




そう話すテヒョン君はすごく辛そうで

でも、頑張って笑って話してくれてる



TH「で、その後あの人のこと好きじゃんって聞いたけど答えてもらえなくて確信した

それであんな態度とって帰っちゃって、帰った後めちゃめちゃ後悔したんですよ？笑
なんであんな空気にして1人にさせちゃったんだろうって。


それから昨日の夜はすっごく考えた
諦めた方がいいかな？とか、あの人から奪えることできるのかな？とか」




初めて聞いたテヒョン君のマイナスな言葉に少し胸が痛くなった



TH「… でもやっぱり無理でした！諦めるのとか俺にはできません！笑

だから、今はその人のこと好きでもいいですよ
少しだけ、ほんっと少しだけ辛いけどそれでも絶対A先輩のこと振り向かせますから！！

それに俺が勝手に好きになっただけだから、俺の気持ちに申し訳なさとか感じないでください
A先輩はA先輩の素直な気持ちで俺に応えてくれればいいから。ね？」



　
やばい


めっちゃ泣きそう



絶対今泣くのは良くないってわかってるけど

こんなに自分のことをすきでいてくれる人がいるってことにもだけど、それよりテヒョン君という人自体が優しすぎる




ホソク先輩に出会うより前に

テヒョン君と出会ってたら今頃もう想いあっていたのかな

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