四角い口の後輩くん

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TH「はい！お嬢様〜どうぞ〜」



「失礼しまーす」


朝と同じように後ろに乗せてくれる



TH「はい！これはシートベルト！」


私の腕を掴んで自分の腰に回す



「はい、掴んだよ」


TH「にひっ しゅっぱーつ！！」




そう言って走り出した


まだ近くには同じ制服を着た人たちが歩いてる




そりゃ、めちゃくちゃ見られるよ

私はあんなことがなければテヒョン君のことを知らなかったけどこのルックスだからすごく有名なんだろう




余計に見られる


このシートベルト外したいな(



TH「んふふ〜」



当の本人はすごく嬉しそうに自転車を漕いでますけどね(





ちょっと手を緩めて離そうとしたら何も言わず離すなという意味だろうか

ギュッと私の手を掴む



TH「ちょっとコンビニ寄りますね〜！」


「はーい」



徐々に同じ高校の子も居なくなって電車の中から見ていた景色の中を走る



TH「とうちゃーく！」



最寄駅と公園の中間地点のコンビニに着いた


「ありがとう」

TH「いーえ！」


コンビニで何買うんだろう



TH「アイス食べません？？」



「いいね〜」


TH「テヒョン君が買ってあげますよ〜」

「じゃあハーゲンダッツで」(


TH「うわ！人のお金だからって！」


「冗談だよ笑」


　

なんか青春だな


本当に漫画から飛び出してきたかのような青春をしている気がしている




最終的に普通のコーンのアイスを買ってもらった


TH「どーぞ！」

「ありがとう」



素直に買ってもらっちゃったけど先輩として良くなくない？(

今度は私が奢ってあげよ




「公園まで行く？」


TH「そうですね、そこでまたお話ししましょ〜！」



テヒョン君の片手には棒のアイスもう片方には自転車を押している


私はその横をアイス食べながら歩いてる



周りから見たらカップルなんだろうなあ


TH「さっきすごい見られましたね笑」




きっと自転車に乗っている時の話をしてる


カップルだと思われたかな〜って嬉しそうに話すテヒョン君



「思われたかもね」

TH「嫌でしたか？」


口の端にチョコをつけて聞いてくる


「なんとも思わないよ てかチョコついてるし」




口の横を指差して教えた



嘘！取って取って！って顔を近くにしてくる


「自分で取れるでしょ！笑」

TH「両手塞がってるもん！取れないです！笑」






なんとも思わないよなんて嘘ついちゃった

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