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目的01:非日常のはじまり ページ2

「私がいない間に随分話が進みましたねぇ……」

任務を終えて帰還して、ボスに報告を済ませて休もうとしただけだった。
しかしアジトに戻ったらボスがいない。
ボスどころか幹部がみんないない。

帰還して早々に隊員からはボスからの手紙をもらったが、ただ

「日本に立つ。早く来い」

とだけボスの筆跡で書かれていた。
何事かと思った。
これで状況を察するほど情報もない。

その後隊員から話を聞くには
門外顧問の推す10代目ボス候補と
9代目の推すヴァリアーが
ボスとその守護者の証のリングをかけて
1vs1の勝負をするということらしい。
その守護者の一席が私用に設けられていると。

いや、日本に来いだけでこの話を理解したら
それはそれで怖いと思う。
というか、その本人に何もなしですか。
ボンゴレ内部でのいざこざ、私が嫌うの知っているでしょうに……
今回のはボンゴレの今後のための争いのようですし、別に指名されたら参加はするけど。

それでも、冒頭のようなセリフの1つや2つ言いたくなるというものでしょう。

「まぁ承知しましたよ。報告ありがとうございます。」
「A様、私が言うことでもないですがお気を付けて」
「ご心配痛み入りますよ。お互いあのボスの下だと大変ですねぇ」

そんな軽口を交わし、準備を整えていざ日本へ。

「一応親の祖国みたいだけど、まぁ覚えてないしなぁ」

なんてぼやきながらジェット機に乗り込み
資料を見ながら情報を整理する。

開始時刻は午前0時。
会場は門外顧問の推すボス候補が通う並盛中学校。
守護者候補1組ずつ毎夜戦う。
私の担当は雲。
役割としては'何者にもとらわれることなく独自の立場からファミリーを守護する孤高の浮雲"とのこと
相手は雲雀恭弥で、相手の守護者の中では最強格。

「待て」

なぜ最弱幹部の私を相手の最強格とぶつけるの。
まぁ役割は今の私に近いところあるからわからなくもない。
でも相手は私と同年代みたいだけど、仮にも門外顧問が選んだ人たちでしょ。
その中の最強格とか、あの人私を捨て駒にしてない?
と思いながら読み進めると

'勝利条件は相手の持つハーフボンゴレリングを奪って完成させること"

とのことだ。
これならまぁやってやれないこともない。
これで条件が'相手が生きた状態で膝を着かせる"
とかだったら目も当てられなかった…
ボスは本気で私をこの席に座らせるつもりのようだ。

目的02:開戦前夜→←目的00:日常



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透嘉(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» かっこいいですよねぇぇ!この物語の雲雀さんそこまで俺様じゃないけどこれはこれでかっこと思うのです!(個人調べ) (2021年12月16日 8時) (レス) id: 78d91e03ad (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - 雲雀さんかっけええ🥺 (2021年12月15日 12時) (レス) @page30 id: 6f7b9e6ac6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:透嘉 | 作成日時:2021年10月31日 10時

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