また謝罪_ジョングク視点 ページ32
Aは案の定男に絡まれてて、Aを抱えて飛び出した。
ジョングク「…。」
Aってこんな色っぽいっけ?
まじまじて見てなんかられない。
俺だって高2.もう立派な男なわけだしね。
A「ジョングク…。」
久しぶりに聞く優しい声。
そっとAを降ろす。
ジョングク「…ごめん。」
頭を下げた。
こんなんじゃ足りないよね。
分かってる。
もう何言われてもいい。
A「ジョングク、顔上げて。」
顔を上げるとAは微笑んでいた。
A「もう気にしてない。ジョングクが私のこと好きでいてくれたのは嬉しかったよ。さっきも助けてくれてありがとう…。」
なんでそんな優しいんだよ。
ジョングク「でもジミンに…」
A「もうジミンには話した…。」
Aが苦笑いを浮かべる。
A「それに、もう別れたよ。」
え…?
全身が震えた。
ジョングク「そんな…俺のせいで…。」
A「違う…私ね。ジミンのことは好きだったけど、でもやっぱり心の中にいたのは…ううん、今でもいるのは テヒョン なの。」
テヒョン…。
懐かしいとすら思える名前。
心の中にいたのはテヒョン…か。
きっとテヒョンもそうだよ。
ジミンは気づいてたんだ。
結局ジミンは優しいんだな。
なのに俺は裏切った…。
A「私、テヒョンに会いたい。会ってちゃんと話しないといけないことがあるの。」
Aの目は今まで見たことないくらいに真剣だった。
ジョングク「…俺来週からちゃんと学校行く。そんでテヒョンのこと一緒に探すよ。ちゃんとジミンにも謝りたい。勿論ヒョン達にも。」
やり直したい。
できることならまた皆と一緒にいたい。
たとえ叶わなくても少しでもいいから…
Aのそばにいたい。
Aの幸せを願いたい。
気づけばポロポロと涙が出てた。
A「ジョングク…おかえりなさい。」
ジョングク「っ…ただいま…!」
150人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:たんぐん | 作成日時:2019年10月14日 11時