女_ジョングク視点 ページ30
本当に自分には呆れてる。
今だってこうやって女に囲まれてソファに堂々と座って、笑って、歌って。
女1「ジョングガァ…いつになったらヌナのこと抱いてくれるのよぉ。」
俺の右腕に吸い付くようにくっついてくる女。
正直鬱陶しい。
誰がお前なんか抱くと思うの。
男遊びで汚れて、飲んだくれて、歳下の俺にすがって。
純粋なんて言葉知らないんじゃないの?
そんなこと思いながらも俺は笑って誤魔化す。
ジョングク「いつかね〜。」
なんて言ってさ。
女1「いつかっていつよ〜。」
女2「グガったらいつもそうよね。」
今度は左側から金髪の女。
香水きっついんだよね。
ジョングク「だってヌナの数が多いんだもん…みんな優しいし 綺麗だし 選んだりしたら失礼でしょ?」
女3「もうジョングガはほんと可愛いわよね〜。」
そう言いながら後ろから俺の首に腕を回す女。
そんな近づくなよ。
女女女。
何やってんだろ本当に…
形は違えど愛されてる。
なんて最初は思ってたけど、結局自分が愛してる人じゃないと満足しないんだ。
あーあ…こんな俺見たらAなんて言うのかな。
_最低。
やっぱそうだよね。
男1「なぁなぁさっきの女の子見た?」
男2「見た見た。一人で来てた子っしょ?めっちゃ可愛いよな。」
男1「さっきまで一緒にいたやつが今話しかけに行ってたんだけどよ。なんかイ・Aって名前で日本人とのハーフらしいぜ。」
イ・A…?
日本人とのハーフって…。
俺はすかさず後ろでくっちゃべる男達の話に耳を傾ける。
男2「日本人とのハーフってなんかいいよな。スタイルも顔も抜群だったし…あんなエロい生足出して絶対清楚系ビッチだぜ。」
男1「やっぱ俺らも話しかけに行こw」
男2「だな。あわよくばお持ち帰りもありだろ。」
急いで立ち上がる。
女1「ちょっとジョングガどこ行くの?」
ジョングク「…トイレ。」
そう言って女達を振り払いさっきの男達について行こうとした。
どうしよう。
もう居ない。
探さないとAがなんかされるかも。
あぁ多分俺を探して来たんだよね。
じゃないとこんなとこあいつが来るわけない。
しかもなんだよエロい生足ってどんな格好してるの?
それもどうせここに馴染むためでしょ…
くっそ見つかんないし。
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作者名:たんぐん | 作成日時:2019年10月14日 11時