奪還作戦1 ページ26
ジミンと別れて1ヶ月が経った。
ジミン「A。話があるんだけど。」
思っていたよりも普通に接してくれている。
A「うん。」
ジミン「ジョングクの奴、いつまで拗ねてんのかしんないけどいい加減授業出ないと出席日数足りないし成績もダダ下がりだよ。」
ジミンは呆れたように怒っていた。
その件については何があったのかは私達のあいだではもう片付いて、今はジョングクをどうするかって話になった。
A「ジョングク…何処にいるの?」
私がそう呟くとジミンが紙を出てきた。
その紙には住所と名前が書いてあった。
ソウル…クラブ アゲハ…
ジミン「あのガキんちょ。クラブに出入りしてるみたいだけど?」
嘘でしょ…。
A「本当に? 」
ジミン「まぁ、今どきヤンチャなこっちは結構言ってるみたいだけどね。なんかクラスの女子で結構そういう不良とつるんでるこっちに聞いたらさ、ジョングクがこのクラブで遊んでるって言ってたんだよね。」
遊んでるって…まさか毎日?
A「けしからん…。」
ジミン「本当だよね。しかも会員制じゃないから自由に出入りできて、結構未成年飲酒とか煙草とかあるみたいだし。その女子達が言うにはなんせあの見た目だから年上のお姉様方にもさぞかし人気みたいで?」
ホストか。
ジミンのイライラはご最もだ。
ソジュン「今の話ほんとかよ。」
曲がり角から姿を現したのはソジュン先生だった。
聞いてたの?
ジミン「盗み聞きですか。」
ジミンは先生を少し敵対してるような気がする。
ソジュン「偶然だわ。」
先生とジミンが並ぶとやっぱりジミンは子供に見えた。
それが悔しいのかジミンはいつもより肩に力を入れ、胸を張っている気がする。
A「私…今日行く。」
ソジュン&ジミン「は?!駄目だ。」
2人は食い気味に反対してきた。
ソジュン「こんなとこお前が言ったらすぐ狼共の餌だろ。俺が行く!」
ジミン「先生がクラブになんか出入りしてるのバレたらとんでもないですよ。僕が行く。」
ソジュン「お前は一応 そこそこの大学志望してんだから今からでも大人しくしといて損はねえんだよ。大体万が一何かあったら将来に響くだろ。黙ってお勉強してなさい。」
先生がジミンの頭をぐしゃぐしゃと撫でた。
ジミン「っでもっ…!」
A「だから私が行く!」
私の声が思ったよりも廊下に響きびっくりした。
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作者名:たんぐん | 作成日時:2019年10月14日 11時