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『…好きっ…大好き。…けど、』
「けど?」
『俺の好きは恋愛感情のある好き、で。知念からしたら、俺と恋愛関係にあるのは“ありえない”話で…』
「…待って、どういう事?」
『前に知念言ったもん。俺とはありえないって。』
「…あぁ〜そういえば言ったね。でもそれは宏太のこともあったから。」
『だから、今日で無かった事にする。明日からまたメンバーとして…』
「ヒカ、ん」
膝の上で爪が食い込むほど強く握った手の上に、知念の手が優しく重なってまた唇を塞がれた。
『知念やめて…こんな俺面白いかもしれないけど…』
「違うの、お願い僕の話聞いて。」
急にトーンを落とした声に思わず口を閉じる。
「正直、最初はありえないって思ってた。だけど、ヒカといる時間が心地よくなってずっと一緒にいたいって思った。」
『嘘…』
「嘘じゃない。だんだん宏太にもヒカと仲良い大貴にも取られたくないって思うようになって。…やっと自分の気持ちに気付いた。」
話せないほど、涙が溢れて止まらない。
年上なのにこんなに泣きじゃくって。
くしゃっと笑った知念は親指で俺のまぶたを優しく拭った。
「可愛いヒカ…僕に独り占めさせて?」
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あゆ(プロフ) - 一気に読ませていただきました!大好きなひかゆりがかわい過ぎる(*´ω`*)書いていただきありがとうございます。 (2019年2月24日 3時) (レス) id: 3211d62e26 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーこ(プロフ) - しいさん» しいさん!遅くなりごめんなさい!最後まで読んでいただいてありがとうございました! (2018年10月30日 19時) (レス) id: 2d542e95d4 (このIDを非表示/違反報告)
しい(プロフ) - 完結おめでとうございます!ずっと自信のない光くんが最後は男らしく引っ張ってくれる知念くんと報われてよかったです(*^^*)番外編や他のお話も楽しみにしています。お疲れ様でした! (2018年10月24日 17時) (レス) id: 15b0148a93 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーこ(プロフ) - しいさん» しい様!ありがとうございます(´;ω;`)少しずつですが更新していくので、お暇な時に読んでいただけたら嬉しいです! (2018年4月23日 0時) (レス) id: 2d542e95d4 (このIDを非表示/違反報告)
しい(プロフ) - ずっと楽しみにしていたので更新嬉しいです(*゚▽゚)就活頑張ってください! (2018年4月22日 11時) (レス) id: 15b0148a93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゅーこ | 作成日時:2017年10月17日 10時