Dear woody rose. [cn×hk]

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yb side



大ちゃんを呼び出しのは他でもない光と知念のことについてだった。


有「急に…どうしたの？ていうか、なんでヒカと知念のこと知ってんの？」


大ちゃんよ…それ言ったら完全に2人の事バラしてるようなもんだよ…

それに気づいたのかハッと口を抑える姿からは、つい最近27歳になっただなんて考えられない。


薮「今日は大ちゃんに聞きたいことがあって。」

有「…何？」

薮「光って好きな人いる？」

有「えっ！…えと、なんて言えばいいのかな…いないんじゃない？」


大ちゃんよ…それはいるって言ってるようなもんだよ。


薮「…いるんだ。」

有「うーん…まあ、ね。」

薮「誰か知ってる？」

有「……もうダメだ。薮ちゃんだったらいいか。」


今から話すこと、薮ちゃんが知ってるっていうのはヒカには内緒だからね。


そう言って、光のことを話し始めた大ちゃん。


薮「で…光は完全に落ち込んでいる、と。」

有「うん…もう諦めてるに近いよ。」


言ってしまえば他人の事なのに、自分の事のように傷ついた顔をする大ちゃん。

本当に仲が良いんだな。


薮「ていうか、ややこしいな。光は知念が好きだけど、知念は光が俺を好きだと思い込んで…」

有「そうなんだよ。それが厄介なんだよ。」


やれやれと頭を抱え、酒を煽る大ちゃん。

でもね、大ちゃん。


薮「まだ終わってないと思うよ。」
有「…え？」


これからは完全に俺の想像だけど…そう言って話を続けた。

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