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hk side
今日は雑誌撮影の日。
《いいねぇ。もうちょっとくっつける？》
その声にドキンと胸の音がする。
近い。近すぎる。
冬のぬくもりがテーマの今回は、メンバーでペアになって１つの毛布を被り合うというもの。
大ちゃんとか薮だったら別に何とも思わないからいい。…どういう事だって怒られそうだけど。
今日はよりによって…
「ヒカ、もうちょっとこっち寄れだって。」
『あ、う、うん。』
知念とペア。
体育座りをして頭と肩をくっつけて。
次は見つめ合って。
知念とペアだと何かと要求される。さっきみたいに顔をくっつけたりとか。
もちろんこんなに近くにいれて嬉しいけど、心臓の音が聞こえるんじゃないかってビクビクしてる。
顔だって絶対赤いし。
「ヒカ、顔赤いよ？暑いの？」
カメラマンさんが写真の確認中に、知念が話しかけてきた。
暑いんじゃなくて…ふるふると首を横に振る。
「まさか、僕とこんな近くて照れてるの〜？」
う、当たってる…。さらに顔が赤くなる俺をみて知念は続けた。
「まさかまさか、僕のこと好きになっちゃったりして。」
本当にまさかな事を言うもんだから頭が真っ白になって、下唇を噛む。
冗談で言ってるのは分かってるのに、なぜか声が出ない。
「な、なんつって。」
そんな俺を見て知念もおかしいと思ったのか、すごい動揺してる。
早く、早く。早く返事しろよ俺。
『あ、えっと…』
「…まあ、そんな事あるわけないか。」
あ、
「ていうか、ヒカと僕がそういう関係なんてありえないよね〜。」
……あ。
「…ヒカ？」
『…そう、だよね。もう変な事言うなよ〜。』
終わった。
そう思ったのと同時に撮影も終わった。
「ましてや、僕たち男だしね。あ、でもやぶひかは例外だから！」
『あ、あは…』
やっと喋った俺に安心したのか、最後にトドメを刺してくる知念。
俺は今笑えているだろうか。
2人でご飯に行ってそれが日常になりつつあったから、完全に調子乗ってた。
そうだよ。結果なんて分かってる。
頑張っても……何も変わらない。
頑張っても……"ありえない"。
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あゆ(プロフ) - 一気に読ませていただきました！大好きなひかゆりがかわい過ぎる(*´ω｀*)書いていただきありがとうございます。 (2019年2月24日 3時) (
レス) id: 3211d62e26 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーこ(プロフ) - しいさん» しいさん！遅くなりごめんなさい！最後まで読んでいただいてありがとうございました！ (2018年10月30日 19時) (レス) id: 2d542e95d4 (このIDを非表示/違反報告)
しい(プロフ) - 完結おめでとうございます！ずっと自信のない光くんが最後は男らしく引っ張ってくれる知念くんと報われてよかったです(*^^*)番外編や他のお話も楽しみにしています。お疲れ様でした！ (2018年10月24日 17時) (レス) id: 15b0148a93 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーこ(プロフ) - しいさん» しい様！ありがとうございます(´；ω；`)少しずつですが更新していくので、お暇な時に読んでいただけたら嬉しいです！ (2018年4月23日 0時) (レス) id: 2d542e95d4 (このIDを非表示/違反報告)
しい(プロフ) - ずっと楽しみにしていたので更新嬉しいです(*ﾟ▽ﾟ)就活頑張ってください！ (2018年4月22日 11時) (レス) id: 15b0148a93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅーこ | 作成日時：2017年10月17日 10時
