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俺たちの約束 ページ47

アサヒside



きっかけを間違えた…



そう話すジェヒョクの顔はもう泣き出してしまいそうや。




je「俺の感情で…Aを汚しちゃったんじゃないかって……。

申し訳なかったし、後悔…とは言いたくないけど…


何てことしちゃったんだろうって思った。」






as「Aはそれ納得したの?」





je「…うん。多分。


Aにも…こんなの駄目だったよね、ごめんって言われたから…」





駄目だったよね……

Aも勢いだったのか?




je「傷の舐め合い、お互いの慰め…だったと思うんだ…」




慰め……


それでも慰めで身体の関係まで持てるほど、二人の心の距離は近かったってこと…





je「昔からずっと。

今ももちろん好きだけど、俺にはもう資格が無いっていうか……


堂々とみんなに宣言できる立場じゃないから…」





as「好きならしょうがないじゃん」




je「でも、Aの心が一番だから…俺はもう絶対にAを傷つけたくないから。」





as「だから自分からは動かない?」




je「うん…」





as「そうか…お前がそう思うなら、俺はもう何も聞かないし何も言わない」






je「アサヒ…ありがとう…」





そうだよな。

相手がおることやし、俺らはデビュー控えたアイドルで…


周りの動きとか勢いに流されたらアカン。

俺も冷静でおらな…。



やないと大事な人傷つけてまうかも知れん。





je「アサヒ、すぐに話さなくてごめん。

みんなにも…ちゃんと話して謝るべきだったけど…言えないから」




as「うん。これからも言うなよ。
ジェヒョクが背負ってやって…。

Aが相手だってみんなに晒すわけにはいかないからな。」




je「もちろん。これからも言わないつもり。

みんなに知られたらAを傷つけると思うから。

だから俺は、やっぱり動かないでいるよ。」









as「誠実って…難しいよな。


でもお前は優しい男だよ。」






je「…そう言ってくれるサヒは優しくて…強い。


こんな俺の友達で居てくれてありがとう。」





as「自分のことこんな(・・・)とか言うなよ」





je「俺を許してくれるの?」




許すも何も俺にそんな資格ないやろ。
あいつはまだ誰のもんでもないんやから…





それに…




as「これからも俺らずっと一緒にいるだろ?」






je「うん…ありがと…サヒ」

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:tumetume | 作成日時:2022年6月11日 11時

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