ただでは起きない紅一点！ ページ36
ムリだよ…(泣)
A「ここでも怖いのに…あんなとこ入ったら宿舎に帰ってもトイレも行けない……お風呂も一人で入れなくなっちゃうーー(泣)」
je「一緒に入ろうか？」
as「俺もいつでも手伝うよ？」
A「バカ！Aは本気で真面目に言ってるの!!ふざけないで(泣)」
as『俺も本気やけど。』
A「えーーん(泣)もう一人部屋に引越しだってしない！怖いもん…」
je「A落ち着いて…」
A「ムリ！引越ししない!!今のままでいる！デビュー記念の引越しいらない！
Aは新しい宿舎に行かないもん！アサヒとジェヒョクと同室で居るもん！
絶対無理だもーん(泣)」
そう言い放ったら、みんなが私を宥めるためなのか…
jh「分かった分かった！じゃあ引っ越した先でアサヒと同室で住めば良いでしょ？ね？」
ys「そう！取り敢えず今は入口までは行こうよ、一回だけでも！」
A「無理だもん！！誰か助けて〜〜(泣)」
as「A、スタッフさんが困るよ。俺と行くか？」
A「ぐすん…(泣)……ひっく……ぐすん……(泣)」
as『おいで、手繋いでやるから。』
A『アサヒ〜(泣)ムリ…怖いもん(泣)』
as『うん。そやな、怖いな。でも俺が一緒やで？
アサヒは最強やろ？』
A『………うん』
as『Aええか。
俺の姿だけを見とき。俺だけ見とけば怖くないから！そんでも怖い時は目つむれ、どうせ暗くて見えんやろ。』
………アサヒ……
こいつこんなにカッコいいっけ？(泣)
もうアサヒしか宛にできない！
他の誰より強いもん！
スタッフさんもオッパたちも…アサヒのことも…
困らせちゃだめだよね…。
A「オッパ、言いましたからね？！
一人部屋じゃなくて良いって言いましたからね？！約束だからね！！」
jh「分かった分かった(笑)
その話は後で、取り敢えず行ってきなw」
A「アサヒ…お願い！離れないでね…(泣)」
as『A、く、苦しい〜…』
A『離れないでってば！』
そこは想像を遥かに越える暗さと怖さで…
アサヒの後ろに隠れてアサヒのお腹に手を回して背中にしがみついている。
周りは愚か前すら見えないけど、目の前にはアサヒが居るから……
ひたすらギュッと力一杯しがみついていた。
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作者名：tumetume | 作成日時：2022年6月11日 11時
