紅一点…甘んじてやります！(TREASURE) ４ (ページ11)

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第一回 TREASURE陸上大会！ページ11

その日の夜、撮影を終えて帰ってきてからはシャワーの取り合い！

あのあと、徒競走に大縄跳び！それから障害物競走までやってクタクタの汗だくだったから(笑)

2つあるお風呂場の1つに女の子だからって理由で1番に入らせてもらった♪

何気、女性に優しいTREASUREです！

A「あ〜さっぱり♡次の人どうぞ〜」

hr『A、俺5番目だから！』

え？だから何？

hr『待っとってよ？』

……………？

hr『うそ…忘れとるやん…』

A『ごめん。なに？』

as『A〜風呂終わったから始めんで〜♡』

hr『ダメ！アサヒ待っとって！』

as『やだ〜眠くなるから先にやりま〜す♡』

A『なに！！！』

as,hr『柔軟！！！』

あぁ〜〜。なんだ。

A『アサヒ、ハルト出るまで待ってようよ。ね？』

hr『そうそう！俺が出るまで待ってなさいよ。ね？』

as『……………』

そんな小競り合いの後、シャワー待ちのハルトを置いてアサヒとふたりで自室に戻ることにした。

as『今日は疲れた〜…』

A『ハハw アサヒは体力無いね〜』

as『お前が元気すぎんのw』

そう言って私のベッドに横になるアサヒ。
その傍らに座りスマホをいじる。

as『………髪濡れてるやん。』

A『あぁ。1番だったからね。』

シャワー待ってる人いっぱい居るのに…ドライヤーで洗面所塞ぐのも気が引けるじゃんね？

as『ここで乾かしたら？持ってきな』

A『良いよ。めんどい』

as『ハッw…女子の言うことかね？』

アサヒはそう言って、私が肩に掛けているタオルで髪の毛を拭いてくれる。

ゴシゴシ……ガサガサ……ゴシゴシ…

as『A…』

A『んー？』

as『きれいな髪…乾かさんと傷むよ。』

私の頭をゴシゴシ雑に拭きながらそんなことを言うアサヒに…思わず顔を見たものの言葉を失う。

A『……………』

as『…なに？』

A『…いや。そゆこと言うの…珍しいから。』

as『そゆことって？』

A『きれいな髪……とか。』

as『いつも言うやろ？言わんかな？』

いやいやいやいや。言わないよ！
どうした急に？
何か裏があるんじゃ…

as『なら…これからはもっと言うわ』

え？いや……言わなくていいけど？