四流とポメラニアン ページ50
ゾム「エミさん終わった」
エーミール「はい、貰いますね」
シャオロン「んっ俺も」
図書室でエーミール監視の元、書類を終らせた2人は背伸びをするとすぐにだらけた
エーミール「お疲れさまです、もうトントンさんに怒られる前にやったらいいのに。やれば出来るんですから」
シャオロン「んー、俺は体動かしてる方が性に合ってるんよなぁ」
ゾム「やってもええけど、構ってくれんくなるやん」
エーミール「シャオロンさんは分かるとしてゾムさんに限ってはワガママやね」
ゾム「人間なんてそんなもんやでエミさん」
うへぇと机に突っ伏すゾム
シャオロン「大先生の女事情よりはアッサリしとるけどな」
エーミール「シャオロンさん?!どういう文脈でそうなったん?!」
シャオロン「そんなんどーでもええやろ」
ケタケタ笑いながら万年筆を転がすシャオロン
エーミール「全く」
呆れながら書類を確認するエーミール
ゾム「なぁエミさん。Aが持ち出した爆弾ってそんな威力あったん?」
シャオロン「おいっゾム」
エーミール「いいえ、ありませんよ」
シャオロン「そんなわけ無いやろトントンとグルッペンの話だと結構な酷い威力やったって言ってたしむしろ無いなら・・・なんで手足吹っ飛んだん」
エーミール「あの時限爆弾1つでは四肢が飛ぶまでの威力はありません、精々風穴を空ける程度」
ゾム「なら・・・」
エーミール「Aは手榴弾も持っていたそうです。ここからは憶測ですが設置していた時限爆弾と手榴弾の距離が余りにも近すぎた為に威力が大幅に上がったのかと」
シャオロン「やるやん。ガキの癖に」
ゾム「次の春まで持ちそうなんかな」
エーミール「厳しいかと。むしろ春まで持つかどうか」
シャオロン「大先生が言ってたヤツ、確か期限1年やろ。そろそろやない?」
ゾム「冬に入ったら・・・丁度1年」
エーミール「私達にはどうする事も出来ません。運命だなんだ言われたら・・・流石の私もブチギレ案件ですがね」
シャオロン「でもまぁそうよな。俺等に出来る事もう無いわけやし」
ゾム「・・・俺が変われたらな」
エーミール「冗談でもその発言は頂けんなゾムさん。Aの覚悟無駄にする言葉やで」
ゾム「すっスマン。そんなつもりは無かったんや」
シャオロン「ゾム、あんま気負わんでええよ
エミさんも分かっとるから」
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たぴくん - めっちゃ続き気になります!更新頑張ってください! (2022年9月17日 21時) (レス) @page34 id: f184817549 (このIDを非表示/違反報告)
みずき - えっあ重っえあ、こういう作品好きです、応援しとります、更新頑張ってください (2022年9月17日 20時) (レス) @page34 id: 129e1b5429 (このIDを非表示/違反報告)
冥界の薔薇 - 更新ありがとうございます!とても続きが気になります!更新頑張ってください! (2022年8月7日 23時) (レス) id: c3c04812a2 (このIDを非表示/違反報告)
冥界の薔薇 - このような話めっちゃ好きです!他の作品も全て読まさせてもらいました!無理はしない範囲でいいので頑張ってください!応援しています! (2022年8月2日 9時) (レス) id: c3c04812a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:春よこーいw | 作成日時:2022年7月6日 3時