私はまだ生きています

天界は ページ49

ロボロ「飲みすぎやで・・・ぺ神」

ぺ神「んー？そうかもね」

ロボロ「言ったそばから酒注ぐなや」

ぺ神「ロボロは過保護だねぇ、可愛い」

ロボロ「茶化して有耶無耶にすんなや」

しんぺい神はグイッと酒を飲み干し喉が焼ける様な感覚に目もくれずまた酒を注ぐ

ロボロ「あんさん医者やのにアル中で死ぬで」

ぺ神「きっと俺の死因はそれくらいが丁度良いかもね」

ロボロ「あ？」

ぺ神「今だから言うけど俺さ、昔Aにちゃんと治療してなかったんだ、Aが嫌いとかじゃなくてあの女の娘ってだけで。完璧にただの私怨」

ロボロ「そんなんしゃーないやろ、それ言ったらコネさんもシャオロンも同じやし俺等全員に言える事やろ」

ぺ神「そうなんだけどね？俺さ、医者なんだよロボロ」

ロボロ「知っとるけど」

ぺ神「やっちゃいけないんだよ、医者が患者を見捨てるなんて。あの時ちゃんと治療してたら、あの時ちゃんと検査してあげてたらAがこんな選択しなくて良かったかもしれないのに」

ロボロ「そんなタラレバ今やって意味あるん？もう終わった事やろ。大事なのはこれからであん時そん時やない」

ぺ神「Aにはもうこれからとか無いんだよ！！俺のせいで！俺が見捨てたせいで死ぬんだよ！！俺が・・・俺がゆっくり殺すんだよ！！！」

バンッ！

するとロボロが両手で思いっきりテーブルを叩いた

ロボロ「いい加減にせえやお前」

お互い雑面を外した状態で目が合う

ロボロ「だからなんや、お前が殺す？ちゃうやろ
Aが自分で望んで死ぬ言うたんやろ！」

ぺ神「俺が、言わせたようなもんだよ」

ロボロ「あーもう！Aが言っとんのは自分はぺ神に殺される訳でも病気に殺される訳でもない自分が望んで死ぬって事やろいい加減分かれや！察せ！」

ロボロはまだ反論しようとするしんぺい神を睨み付けため息をついた

ロボロ「ぺ神の気持ちも分かる、やけどあの子の最初で最後のワガママや。それがまたコネさんの為っていうのがまたAの呆れるところやけど」

ぺ神「・・・そうだね、ごめん。俺もう行くわ」

ロボロ「おう、テーブルの上はそのままでええよ」

ぺ神「ありがとう」

しんぺい神の顔は少しスッキリしていてロボロも安心して送り出した

ロボロ「俺は見守るだけや。今までもこれからも」

ロボロは監視カメラに視線を戻し作業を始めた

ぺ神「願いは聞くよ、１年は必ず生かす。そんでもって絶対に治す」

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