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成長 ページ16

オスマン目線

城の中に設置されている告解室から体を出しそっと窓の外を見れば訓練場で訓練する狂犬組

あれから何年か経ちAは城の中なら自由に出歩けるようになった

言葉もエーミールとチーノに教えて貰い話せはしている

城の中も少しずつ変わっていった

あんなにAを痛め付けてた奴等もAに興味が無くなったのかまるで空気のように扱った

数人の幹部達も例外ではなかった

オスマン「全くもうどう思う?・・・Aちゃん」

窓から目を離し、背後の柱に向かって声を掛ければ古ぼけたローブを着てフードで顔を隠しているAが出てきた

『こん・・・にちは。枢機卿』

オスマン「はい、こんにちは!こんなところで何してるのめう?」

『お届け・・・物です』

Aの口元の拭き忘れたであろう乾燥した血液から手元に目を向ければ小さな包みが握られており、あぁまたか。と1つため息を吐く

オスマン「毒見係の子はどうしたん?」

優しく聞けばAは何それとでも言いたげに首を傾げた

オスマン「コレに毒入っとった?」

『いえ、大丈夫です』

この言い回しからエミさん辺りが中身を入れ換えたのだろうとも簡単に予測できた

オスマン「辛い?苦しいめう?・・・話聞こうか?」

告解室の扉を開けて誘ってみるもAは首を横に振り拒絶した

オスマン「そっか。まぁ気が向いたらおいで」

告解室の神父が入る方の小部屋に入り包みを開ければクッキーが入っていて1つつまみ上げて口へ運んだ

オスマン「ふふっ美味しいめう」

当たり前だがエミさんの作ったクッキーの味で紅茶が欲しくなる

俺は別にAが嫌いな訳じゃないただ自分が介入する程の事ではないとテキトーに流してきただけ

ただ達観しながら状況を見て、楽しんでいただけ

オスマン「本当に俺ってサイテーめう」

Aの違和感ある歩き方にも気付かないフリをした

顔を隠している理由も興味ないの一言で片付けた

オスマン「これからどうなるんやろ」

小さく呟くと告解室の相談者側の扉が開いた

オスマン「さぁ座って。貴方の懺悔を聞きましょう」

俺の懺悔はいつ誰にどう言えばどう許して貰えてどう楽になるんやろ

食 ※嫌な表現あり→←続き



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たぴくん - めっちゃ続き気になります!更新頑張ってください! (2022年9月17日 21時) (レス) @page34 id: f184817549 (このIDを非表示/違反報告)
みずき - えっあ重っえあ、こういう作品好きです、応援しとります、更新頑張ってください (2022年9月17日 20時) (レス) @page34 id: 129e1b5429 (このIDを非表示/違反報告)
冥界の薔薇 - 更新ありがとうございます!とても続きが気になります!更新頑張ってください! (2022年8月7日 23時) (レス) id: c3c04812a2 (このIDを非表示/違反報告)
冥界の薔薇 - このような話めっちゃ好きです!他の作品も全て読まさせてもらいました!無理はしない範囲でいいので頑張ってください!応援しています! (2022年8月2日 9時) (レス) id: c3c04812a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:春よこーいw | 作成日時:2022年7月6日 3時

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