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翌日、集中治療室からHCUに移動することになった




看護師 「このまま移動するから、寝てても大丈夫だからね。」

星華 「うん。」




HCUでは全室個室らしく、個室に入った




看護師 「何かあったら、すぐに呼んでね。
ここに置いておくから。」

星華 「今日もリハビリするの?」

看護師 「その時間になったら来るから。」

星華 「うん。」




まだ自分で何もできない今、時間の経過が遅く感じる




看護師 「星華ちゃん、入るね。」

星華 「リハビリの時間?」

看護師 「うん、今日は立つとこまでやろっか。」

星華 「うん。」

看護師 「最初はしんどいから、ゆっくりでいいよ。」

星華 「立つのがこんなにもしんどいなんてね。」

看護師 「星華ちゃんって、入院してからずっとベッドの上だったんでしょ?
そりゃ、体力も落ちてるよ。」

星華 「休憩しながらでいい?」

看護師 「もちろん。」

星華 「今って何時?」

看護師 「もうすぐ16時だよ。」

星華 「ってことは...。」

雄星 「入るよ。」

星華 「やっぱり。」

看護師 「星華ちゃんが言ってた彼氏さんだね。」

雄星 「お取込み中でした?」

看護師 「大丈夫だよ、リハビリしてただけだから。」

星華 「昨日からリハビリし始めてるの。
頑張って何も持たないで立とうとしてるんだけど、なかなか出来なくてさ。」

雄星 「そんなすぐに出来るわけないだろ。
どれだけ瀕死の状態から回復するのが大変か。」

看護師 「彼氏さんの言う通り、すぐに出来なくて当たり前なの。」

星華 「何とか、持ちながらだけど立てた。」

看護師 「星華ちゃん、少し休憩しよか。」

星華 「お水飲もう。」

看護師 「星華ちゃん、色々な人から聞いてるけど回復は早い方よ。
星華ちゃんが体力あるからなんじゃない?」

星華 「私はまだまだやれるよ。」

看護師 「やってもいいけど、まだまだ無理はしないでね。
手術後3日目なんだから。」

星華 「わかってるよ。」




ふらふらになりながらも、少し歩くことが出来た

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作者名:hawainewyork | 作成日時:2019年7月2日 0時

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