カレカノごっこ4【梅原裕一郎】

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裕一郎くんの服をギュッと握りしめ胸元に顔を埋めて必死にしがみついた








父「せっかくの婚約パーティーが台無しだな…」







お父さんの声に裕一郎くんから体を離して振り返ると酷く怒った顔をして私達を見つめていた


でももう何も怖くなかった。裕一郎くんが来てくれたから。


裕一郎くんは私の肩を引き寄せて父に向かって声を出した









梅原「Aとの交際を認めて下さい」


父「ダメだ。君みたいな奴に娘はやれない」


梅原「どうしたら認めて貰えますか？」


父「どうもこうもない！Aは時期に社長になる関谷と結婚したんだ！君に用はない！」









お父さんの怒鳴り声に一瞬ビクッと肩をあげると今度は私の手を優しく握ってくれた









梅原「なら俺がAと結婚して会社を継ぎます」


貴方「！…裕一郎くん…」


父「何を…！」


梅原「今すぐ声優を辞めます。そして一生貴方が望むままに会社を経営してみせます。なのでAを俺に下さい」









淡々と答える裕一郎くんに父と同様に驚きを隠せなかった
いくらなんでもそれは…っ
裕一郎くんが声優を辞めるなんて…！









父「何を言い出すんだ…！」


梅原「俺はAが居れば何もいらない」


貴方「裕一郎くん…っ」









真っ直ぐ父を見つめて真剣な表情で答える裕一郎くんにもう一度抱きつくと腰と後頭部に手を添えで強く抱きしめ返してくれた









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