夢 ページ26
”
『わぁ、こっちはお花がいっぱいある！』
『早くー！先行っちゃうよー！』
……ここは、どこ？
体がフワフワして、柔らかい生ぬるい温度の空間にいる
自分は綺麗な花畑に向かって走っていた
意思とは別に、言葉が、声が出る
『そんな急がなくても、花は逃げませんよ』
『そうだぞ、転んだりでもしたら大変だ』
後ろには、ワンピースを着た女性と涼しげな格好をした男性が居た
顔はぼやけていて見えない
……なんだろう……このかんじ……
『誰も居なーい…！やったぁ！一人占めできるよ！』
『本当ね…＝＝＝君達も連れてくればよかったかしら』
花のいい匂いがして、『チョウ』もたくさん飛んでいる
私は、そこを駆け回って笑っていた
笑っていた
笑って、いた
あ……れ……？なんで……目の前が…見えな……い……
ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ……ﾎﾟﾀ……
足は止まり、周りを飛んでいたチョウもまるで逃げるかのように散っていく
眼から出る熱いものが頬を伝い、重力のままに地面へと落ちる
『……ごめん……なさい……』
なんで……謝ってるの……？
口から溢れ出るのは見るにも耐えない苦しい謝罪
『私が、悪いんでしょ……？』
『私だけ、生き残って、良い思いしてる』
『笑顔が出ちゃったんだ』
『幸せって、思っちゃったんだよ……』
………やだ……止めて……
自分の意志とは反して、声が響く
何をすることも出来ず、ただ苦しい押しつぶされそうな気持ちを胸に声を聞いていた
『みんな、恨んでるんだよ』
『みんな、憎んでるんだよ』
『1人だけ生き残ってハッピーエンドの君を』
い、いや……だ……そんな……はず……
黒い影が背後から迫ってくる
明るく楽しい場は一転、暗く苦しい空気に変わってしまった
『……最低ね、死んだ私達のことも考えず』
『俺達のことを見捨てたのか？…そんな、奴だったのか…』
……ぁ………？
崩れていく
自分の心が崩れていくのが目に見える
『最低、最悪、そんなんなら』
『いっその事一緒に死んでしまえばよかったのに』
パラパラと音を立てて崩れていく
周りには顔の見えない誰かが沢山立っていて、自分を責め立てていた
どうなってる……ノ……？どういう……コト……？
どうすることも出来ないまま立ち尽くす
ｻﾞｯ……
『………そんな奴だったのか、Aは』
『……！』
『見損なったゾ、ここにいる価値はない』
『出ていけ』
………これは………なに………？
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ハサミ(プロフ) - かみぶくろさん» あー…そうですね……テスト期間終わってからにしますか…あ、もちろん入ったらコメント消しますよ！うん…てすとがんばゆぅ…（白目） (2021年8月19日 6時) (
レス) id: 04bd2d1c54 (このIDを非表示/違反報告)
かみぶくろ - あ、テスト期間終わってからにしましょうか？あと、念のためちゃっとに入れたら僕のコメント消してください！テスト頑張れぇ… (2021年8月19日 4時) (レス) id: 50a29b0d71 (このIDを非表示/違反報告)
魔夜(プロフ) - ハサミさん» いやいや…俺もちょっと最近読んでてﾆﾁｬｧってしてますよぐふふ()こちらこそありがとうございますふへへ(？) (2021年8月18日 18時) (レス) id: 32b652fdb6 (このIDを非表示/違反報告)
ハサミ(プロフ) - 魔夜さん» そんなぁ……！げへへ……（）いやもうありがとうございますね……（？） (2021年8月18日 17時) (レス) id: 04bd2d1c54 (このIDを非表示/違反報告)
魔夜(プロフ) - ハサミさん» いやー…本当に面白過ぎるもんで…宣伝したい欲が湧き上がってしまった… (2021年8月18日 15時) (レス) id: 32b652fdb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハサミ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/okjhgf/
作成日時：2021年6月27日 12時
