psycho [TOP4] (ページ7)

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心のレシピページ7

「＿＿＿＿で、ここがAの部屋な。」

「私の部屋、ですか。」

「そう。」

説明をしてくれてる牛沢さん。

色々な場所を説明してくれる彼は、最後に私の部屋に連れてきてくれた。

「隣がキヨで、前がガッチさんね。その隣が俺。
キヨの隣がレトルト。いい？」

「はい。」

「じゃあ俺は部屋にいるから、何かあったら来てね。」

「ちょっと待ってください。」

「んぁ？」

「…あれの名前、なんて言うんですか。」

そんなにもびっくりすることなんだろうか。

もしかして一般常識？

「知らない？」

「はい、あの…教えてください。」

「あれはベッド、これは机と椅子ね。んで、」

私が知らないものを一つずつ教えてくれる。

全部を覚えられないけどそれを繰り返して忘れないように呟く。

「こんくらいか？」

「はい、ありがとうございます。」

「ん、じゃあまた後でな。

屋敷は自由に見てくれて大丈夫だから。」

「はい。」

牛沢さんの背中を見届けてから、ソファに座る。

ふかふかしてて本当に心地よい。

時計、は読み方が分からないけどお腹は空いてるしきっとご飯が近い。

キッチンの場所も教えてもらったし何か作ろうか。

ここは2階で、キッチンは1階のさっきいた場所のもっと奥にある。

記憶を辿りどうにか着いたキッチン。

冷蔵庫を開ければある程度の食材は揃っていた。