psycho [TOP4] (ページ33)

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「洗い物は俺がしとくから、Aはもうシャワー入って部屋戻んな。」

「ありがとうございます。」

ガッチさんの言葉に甘えてすぐにシャワーを済ませてから、部屋に戻る。

今日は体も動かしたし早く寝ようかな。

あくびを何となく噛み殺しながら、部屋に入る。

「おせーぞ、」「わ、」

びっくりした。

いつもの不機嫌顔で私のベッドに寝転んでいたのキヨさん。

まさか私の部屋いるなんて思わないじゃんか。

「どう、されましたか？」

何か私に気に入らないところがあって、それを言いに来たんだろうか。

少し構えていると彼は、何をそんなに警戒してんだよと鼻で笑った。

「そもそもな、俺はあの鎌がねーと殺さねえから。」

「そうなんですね。」

「俺が話してえことはもっと違うんだよ、こう、その、なんていうか…。」

言いたいことははっきりと言ってもらった方が有難い。

私は馬鹿だから何かを察したりができないから。

「…悪かったよ、あんなことして。」

「ああ、気にしないでください。」

「何であんなに避けられんだよ。」

「キヨさんが攻撃する方向が分かるんですよ。

だからそれを読んで避けてました。」

「…馬鹿なのに案外すげえんだな。」

「まあ、それ用に作られましたから。」

「どういう意味？」

「いえ、深い意味はありません。」

彼はそれ以上何も聞いてこなかった。